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インド映画『ガリーボーイ』ゾーヤー・アクタル監督来日決定 ジャパンプレミア登壇へ

2019年08月08日 14:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『ガリーボーイ』

 10月18日公開のインド映画『ガリーボーイ』のゾーヤー・アクタル監督の初来日が決定し、あわせて場面写真が公開された。


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 インドで活躍するアーティスト・Naezyの驚きの実話を基に描かれた本作は、インドのスラムで生まれ育ったある青年がラップと出会い、それまでの人生が一変、フリースタイルラップの大会で優勝を目指すさまを描く。


 Facebookだけで900万のフォロワーを誇るインド映画界のスター、ランヴィール・シンが主演を務め、プロデューサーにはナズが名を連ねる。


 インドのムンバイに実在するスラム街ダラヴィで生まれ育ったムラドは、真っ当な職に就いてほしいと願う両親に大学に通わせてもらいながらも、自身で変えることも抜け出すこともできない貧しい生活に、怒りと諦めを抱えて生きていた。そんな中、ラップと新たな友人との出会いが彼の心と魂を震わせる。笑われ、親に反対され、かけがえない友情や恋も経験し、ムラドは“ガリーボーイ(路地裏の少年)”として突っ走ることを決意する。


 アクタル監督は9月5日、6日に来日し、5日には監督が登壇するジャパンプレミアも実施される。チケットは、8月10日24時より劇場ホームページで先行販売される。詳細は新宿ピカデリーの公式サイトにて、8月8日15:00に告知される予定だ。


 アクタル監督は詩人、作詞家の父と脚本家の母、弟は監督、俳優として活躍するファルハーン・アクタルという家族で育ち、ニューヨーク大学の映画学校を経て、助監督を経験後に第22回東京国際映画祭でも上映された『チャンスをつかめ!』 で監督デビューを果たした。以降コンスタントに作品を撮り続け、オムニバス映画『ボンベイ・トーキーズ』『慕情のアンソロジー』は現在Netflixで配信中。また、先日米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーより新規会員の招待を受けるなど、ボリウッド映画界の実力派女性監督として知られている。


 今回の来日についてアクタル監督は、「特に90年代のヒップホップ音楽が大好きです。(モデルとなったラッパー)Naezyは自分のラップを通して実体験を語っていたの。この作品の核となっているのは階級差別に対する闘いです。このテーマは、インドだけに限ったものではありません。社会の一員として私たちは抑圧をなくし、人が自分を表現できる能力を磨き、自分に自信を持って夢を追いかけることができる世界にしていかなければならないと思います。日本に行くのを楽しみにしています」とコメントを寄せている。 (文=リアルサウンド編集部)