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キンコン梶原が“吉本興業の騒動”に対する改革案を明かす 「辞められる環境づくりを」

2019年08月08日 08:41  リアルサウンド

リアルサウンド

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 お笑いコンビのキングコング(西野亮廣、梶原雄太)が8月4日、YouTubeチャンネル・毎週キングコングに動画を投稿。その中で梶原が、吉本興業の騒動に関連して驚きの提案をする一幕があった。


(参考:キンコン西野、闇営業問題で無期限謹慎処分を受け入れる芸人に疑問「俺なら1秒で辞める」


 いまだ世間を騒がす、闇営業問題に端を発した吉本興業のお家騒動。その中で、「経営陣が変わらないのなら会社を辞める」と極楽とんぼ・加藤浩次が発言したことにより、急遽、吉本のトップである大崎洋会長と話し合いの場を設けるに至ったことは記憶に新しい。


 その話し合いの場に選ばれたのが、東京・新宿区にある吉本興業 東京本部だった。梶原はたまたま、加藤と大崎会長が会談する日、自身のYouTubeチャンネル「カジサックの部屋」の打ち合わせで同所を訪れていたという。


 今回の騒動を受けて梶原には「どうしても言いたいこと」があったらしい。そのため、詰めかけた60人の報道陣を前にちょっとした演説をする気でいて、マネージャー伝いに「マスコミに向けてこんな発言をしていいか?」と会社へ確認を取ったのだとか。


 すると「3分以内なら」と許可が下りたようで、梶原は「本当はもっと話したかったけど3分にまとめて本社(東京本部)行ったのよ! バーっと!」とまくしたてた。しかし、「(報道陣に)気づかれずにスッと会社に入れた……」と寂しげにオチをつぶやくと、西野からは「引退しよう。報道の方から吉本芸人としてカウントされてないんだから(笑)」とツッコまれていた。


 さらに、「何を言うつもりやったの?」と西野がスピーチの場を設けようとするも、梶原は「Twitterでつぶやいたりしたんやけど、俺は多くは言わずに、言いたかったのは……とにかく、あの……なんか恥ずかしくなってきたなぁ……」と話したがらない。しかし西野が「どんなアツいこと言うつもりやったんですか?」「いったれ!」と煽ると、しぶしぶながらも梶原は話し始めた。


 梶原が言いたかったこととは、「芸人が気持ちよく所属事務所を辞められる環境づくりをすべき」というもの。その具体的な方法として、スポーツ選手のように「移籍金制度」を設けてはどうかと提案した。たとえば、とある芸人が吉本からナベプロに移籍した際、ナベプロが吉本に一定の金銭を支払うことで、所属事務所を辞める=干されるという古い芸能界の図式を変えられるのではないかと問題提起したかったのだという。


 こうした壮大なビジョンを聞いた西野は、「そのシステムを梶原さんがつくるんですか? 梶原さんが旗をふってやられるんですね?」と確認。すると、梶原は「いや、俺はやらない! 誰かできませんか~? 誰か~?」と他力本願な姿勢を示し、西野からは「出た(笑)」と呆れられていた。


(こじへい)