新世代ジャガーを象徴するFRアーキテクチャーを持つDセグメント・スポーツサルーン、『ジャガーXE』が2020年モデルに進化。同ブランドのアイコンとなるピュアスポーツ『F-type』のエッセンスを取り入れたデザインを採用し、スポーティな新グレード"R-DYNAMIC"も追加設定され、全17グレード展開で8月3日より受注開始となっている。
フォードとのアライアンスで生まれた『X-type』のセグメントを受け継ぎつつ、技術的には前世代と完全に決別した最新のFRモデルとして誕生した『ジャガーXE』が、初のランニングチェンジを実施。
アルミニウムを75%使用した軽量モノコック構造や、50:50に近い前後重量配分バランス、INGENIUMパワートレイン搭載などの美点は磨きつつ、エクステリアはよりパワフルでダイナミックに一新され、スポーツサルーンとしての個性をより強調するいで立ちとなった。
新しいフロントおよびリアバンパーの採用に加えて、特徴的な"Jブレード"デザインのLEDヘッドライトはより薄くなり、リアには半円形のLEDテールランプを採用することで、イメージ的にもフラッグシップの『F-type』を思わせるデザイン上の共通性が与えられた。
インテリアでは、直感的に操作できるスポーツ・シフト・セレクターが採用され、さらに上質なレザーシートを全グレードに標準装備。10インチと5インチの高解像度デュアルタッチスクリーンで構成されるインフォテインメント・システム"Touch Pro Duo"もオプション設定された。
さらに電子系デバイスも大幅なアップグレードを受け、モバイル機器のバッテリーをケーブルに接続することなく充電可能なジャガー・ランドローバー初の"ワイヤレス・デバイス・チャージング"を設定。
こちらもジャガー・ブランドでは初採用となる、車体上部のカメラで撮影した映像をルームミラーに映しだす"ClearSightインテリア・リアビュー・ミラー"も用意されるなど、先進テクノロジーを駆使した機能や装備を取り入れた。
そうした先進機能の設定に加え、これまでオプション装備だったレーン・キープ・アシストやドライバー・コンディション・モニター、トラフィック・サイン・レコグニション、アダプティブ・スピードリミッターなど、ドライバー支援システムを全グレードに搭載。
さらに、スマートフォンのアプリを車両のタッチスクリーンから操作できるInControlアプリ、Apple CarPlayやGoogle Android Autoにも対応するスマートフォンパックなど、最新のコネクティビティ機能を標準装備している。
また、エンジンラインアップも見直され、180PS/430Nmの2リッター4気筒INGENIUMディーゼル、同じくモジュラー構造の2リッター4気筒INGENIUMガソリンには250PS/365Nm版、300PS/400Nm版の計3種類を用意。その両エンジンに、スポーティな新グレード"R-DYNAMIC"も追加設定された。
この新グレードは、航空機用ウィングレットからインスピレーションを得たエアロダイナミクスを向上させるボディラインや、ダークメッシュ仕上げのグリルなど専用のエクステリア・デザインを採用。さらに、コントラスト・ステッチを施したスポーツスタイルシートやサテンクロームのギアシフトパドルなど、おなじみのグレード名称を反映したスタイルを持っている。
新生2020年モデルの『ジャガーXE』には、アイガーグレイやポルトフィーノブルーなどの新色を含む全12色のエクステリアカラーを用意。ディーゼルにはAWDモデルも設定され、価格は529万~723万円となっている。
Jaguarウェブサイト:http://www.jaguar.co.jp
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