「友井さんの地元は大阪です。芸能界に入ったのも、お母さんが『関西ジャニーズJr.』に彼の書類を送ったことがきっかけだそうです」(テレビ局関係者)
友井とは、男性ムード歌謡グループ『純烈』の元メンバー・友井雄亮(39)のことだ。
「'07年に結成し、'10年にはシングル『涙の銀座線』でデビューしたものの鳴かず飛ばず。一時はレコード会社から契約を打ち切られたこともあった。そんな『純烈』が紅白歌合戦に初出場を果たしたのは、昨年の大晦日でした」(スポーツ紙記者)
全国の健康ランドやスーパーを中心に営業を続け、苦節11年にして念願の紅白へ。だが、その直後に大きな落とし穴が待ち受けていた。
「友井さんが元交際相手にDVをはたらいていたことが週刊誌に報じられたんです。紅白出場のわずか11日後に、涙の記者会見となりました」(同・スポーツ紙記者)
妊娠中の元交際相手に大ケガを負わせ、流産したその女性に「逆によかったじゃん」と暴言を吐き、接触禁止の誓約書を書いていたという。暴力だけでなく、別の交際相手の預金3000万円を使い込んだことなど、耳を疑うような内容だった。友井はこの会見で『純烈』からの脱退と芸能界引退を発表した。
あれから約7か月。彼はいま何をしているのか─。
「友井さんはバツイチで家族もいませんから、芸能界引退後は東京の自宅を引き払い、大阪の実家に帰ったと聞いています。今は、大阪時代にお世話になった友人が経営している風俗関係の店で、事務やお茶くみの仕事をしているみたいですよ。ただ、幼いころから芸能界の仕事しかしていませんから、今はとにかくおとなしくして、いずれはまた芸能の世界に戻りたいとチャンスを窺っているようです」(芸能プロ関係者)
芸能界に戻る可能性
そこで、週刊女性は大阪へ。8月上旬、友井の実家前で自転車に乗って職場に向かう母親を直撃した。
─雄亮さんとは一緒に住んでいるんですか?
「いえ、一緒には住んでいません。大阪にはいますが、別の場所に住んでいます」
─大阪では何を?
「働いていますよ」
─風俗関連の店でお茶くみなどをしているとか?
「え、フーゾクって何ですか? ぜんぜん、ちゃう。噂は怖いな」
─では、どんな仕事を?
「今は、ちょっと事務のお手伝いみたいなことをしています。それが“本業”になるわけではないからね」
─いずれは芸能界に戻る?
「いや、わからない。無理でしょ、とは思うけど、私は。そんな簡単には戻れないと思うし」
─では、いまのところ復帰の予定はない?
「たぶんね。先のことはわからないけど……」
“仕事に遅れるので”と言い残し、友井の母は自転車で走り去った。
『純烈』では振り付け担当兼“料理担当”だった友井。
「幼いころ、父親が働かず金欠状態だった友井家では食卓の定番が“貧乏飯”だったそうです。例えば、ご飯に錦糸卵と味つけ海苔、ジャコをかけただけのちらし寿司とか。母親が台所でなんとかしてご飯を作る姿を見て見よう見まねで料理を覚えたそうです」(前出・芸能プロ関係者)
たびたび実家にも帰ってきているという友井。『純烈』のキャッチフレーズは「夢は紅白、親孝行」。母の味をかみしめながら、再び表舞台に立つ日を夢見ているのだろうか。