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男子中学生のなりたい職業1位「YouTuber」、2位「プロゲーマー」 男子高校生は「社長」になりたい人が増加

2019年08月07日 13:00  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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ソニー生命保険は8月6日、「中高生が思い描く将来についての意識調査」の結果を発表した。調査は今回で2回目。今年6~7月に実施し、中学生200人、高校生800人の計1000人から回答を得た。

1年後、3年後、10年後の自身の将来について、明るい見通しをもっているか、不安を抱いているかを聞いた。中学生は「明るい」「どちらかといえば明るい」の合計が、「1年後」は60%、「3年後」は54.5%、「10年後」は57%となった。

高校生は、「1年後」は52.9%、「3年後」は48.3%、「10年後」は45.1%が明るいと回答している。3年後と10年後について、中学生では明るい見通しをもてるという人が多数派となっているのに対し、高校生では少数派となり、意識の違いがみられた。

女子中学生1位は「芸能人」、女子高生3位にもランクイン

将来の夢について聞いた。男子中学生は1位「お金持ちになる」(43%)、2位「素敵な相手と恋愛・結婚する」(40%)、3位「安定した毎日を送る」(39%)となった。一方、女子は1位「好きなことを仕事にする」(63%)、2位「素敵な相手と恋愛・結婚する」「あたたかい家庭を築く」(同57%)となった。

高校生は男女ともに上位2つが「好きなことを仕事にする」(男子40.5%、女子54.3%)、「安定した毎日を送る」(男子34%、女子52.3%)で、3位は男子「お金持ちになる」(33.8%)、女子「あたたかい家庭を築く」(51%)となった。

具体的な夢を聞くと、男子中学生は1位「YouTuberなどの動画投稿者」(30%)。以降、「プロeスポーツプレイヤー」(23%)、「ゲームクリエイター」(19%)、「ITエンジニア・プログラマー」(16%)、「社長などの会社経営者・起業家」(14%)がトップ5に入った。

女子中学生は1位「歌手・俳優・声優などの芸能人」(18%)。以降、「絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)」(16%)、「医師」(14%)、「公務員」「看護師」(同12%)と続く。

男子高校生は1位「ITエンジニア・プログラマー」(20.8%)。次いで「社長などの会社経営者・起業家」(16.8%)、「YouTuberなどの動画投稿者」(12.8%)、「ゲームクリエイター」(12.3%)、「ものづくりエンジニア(自動車の設計や開発など)」(11.3%)となった。2017年の調査で10位圏外だった「社長などの会社経営者・起業家」が2位となった。会社のトップを目指したいと考える男子高校生が増えているようだ。

女子高校生は1位「公務員」(15.0%)。2位以降、「看護師」(11%)、「歌手・俳優・声優などの芸能人」(8.8%)、「カウンセラーや臨床心理士」(8.5%)、「会社員」(8%)と続く。

「薄給で残業時間が短い会社」より「高給で残業時間が長い会社」で働きたい傾向

どのような大人をカッコいいと思うか聞いたところ、中学生・高校生ともに1位は「好きなことに打ち込んでいる」(中学生57.5%、高校生56.3%)。2位「マナーがしっかりしている」(中学生57%、高校生51.4%)、3位「面白い・ユーモアがある」(中学生56.5%、高校生49.9%)となった。

価値観を探るために、幸せについて2つの例を提示し、どちらに近いか聞いた。仕事について聞くと「好きなことを仕事にしている」(中学生59.5%、高校生57.4%)が「安定した仕事に就いている」(中学生40.5%、高校生42.6%)が上回った。

働き方については「給料は高いけれど、残業時間が長い会社で働いている」(中学生55%、高校生54.4%)が「給料は低いけれど、残業時間が短い会社で働いている」(中学生45%、高校生45.6%)より多かった。

結婚については、中学生は「結婚しているけれど自由な時間やお金が少ない」(51.5%)が多かったが、高校生は「結婚していないけれど自由な時間やお金が多い」(53.4%)が多数派となった。

目標年収・貯蓄額のイメージをもっている人に、30歳時点の目標年収を聞いた。中学生の平均額は854万円、高校生の平均額は761万円。目標貯金額は中学生の平均額は1075万円、高校生の平均額は921万円となった。

また、30歳時点の理想のおこづかい金額は中学生の平均額は月7.3万円、高校生の平均額は月5.9万円となった。