アルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネンは、F1第12戦ハンガリーGPについて、レッドブル・ホンダを抑えるためにもう1周早くピットインすべきだったと反省点を述べたが、「タイヤを労り、自分たちにできることをやった」と2019年シーズン3度目の7位入賞を喜んだ。
10番グリッドからスタートしたライコネンは、「僕たちがマシンの性能を最大限に引き出せたのは確かだ」と語った。
「レース序盤ではマクラーレンよりも少しスピードを上回っていたが、オーバーテイクをするのは非常に難しかった」
マクラーレン勢は、予選でランド・ノリスが7番手、カルロス・サインツJr.が8番手と4列目を獲得。決勝レースではサインツJr.が5位、ノリスが9位でフィニッシュした。
ライコネンは、「もっとうまくやれたかもしれない唯一のことは、レッドブル・ホンダを後ろに抑え続けるためにもう1周早くピットインすることだった」と語ったが、そのレッドブルとは6位でフィニッシュしたピエール・ガスリーのことだ。
「マクラーレンの1台(ノリス)を抜いて順位も上げた。ピットストップの後はタイヤを労わるようにしていた」とライコネンは述べた。
「そして最後にまたプッシュしたんだ。マシンは良い状態だった。あとは速く走らせる必要があるだけだが、自分たちにできることをやったよ」
F1のサマーブレイクに入るライコネンだが、シーズン序盤のようにまたレースごとにポイントを獲得できるようになったことを喜んでいるようだ。
「シーズンの始まりはすごく良かったと思う。もう少しうまくできたことがいろいろあったのは確かだけどね」
「その後、約4戦にわたって非常に難しい時期に直面した。でも、それ以来正しい作業をして改善した。マシンはマクラーレンと戦えた時も悪くはなかったよ」
「シーズン後半では新しいパーツを投入する予定だ。また改善が見られるだろうし、その点をうれしく思う。もちろん小規模チームにとっては大規模チームよりも時間がかかることだけれど、新パーツを投入するということは物事がうまくいっているということだ」