リゼクリニックは8月5日、男性の夏の仕事着に関する調査結果を発表した。調査は今年7月にネット上で実施し、20~59歳の男女500人から回答を得た。
6~8月頃の夏季に、主にスーツで仕事をしている人の割合を年収別に見た。「2000万円以上」が47%で最も多く、以降「1000~1500万円」(28.1%)、「600~800万円」(22.2%)、「200~400万円」(10.8%)と、年収が高くなるにつれスーツ着用率は上がる。
逆に服装ルールが最もない業界は「メディア・広告」
現在勤める会社で、男性の服装規定があると回答した人が最も多かったのは「金融」で90.7%にのぼる。次いで、「非営利団体」(82.4%)、「情報通信業」(77.4%)、「電気・ガス・水道」「農業・林業・漁業・鉱業」「調査・シンクタンク」(同75%)が約8割となった。
以降、「製造業」(72.4%)、「商社」(70%)、「サービス業」(68.5%)、「教育」「建設業」(同66.6%)、「不動産業」(60%)、「運送・輸送業」(57.2%)、「医療・福祉」(57.1%)、「出版・印刷業」(50%)と続く。「メディア・広告」は14.3%にとどまった。
職種別に見ると、経理のスーツ着用率は94.7%で、ジャケパンやTシャツ・ジーンズは各5.3%。営業はスーツが74%、ポロシャツ19.2%、ジャケパン17.8%。コンサルタントはスーツが66.7%で、ポロシャツとTシャツ・ジーンズが各16.7%。
総務もスーツ(65%)が最多だが、5人に1人はポロシャツ(20%)で、ジャケパン も15%いる。エンジニア・プログラマーもスーツ(61.3%)が最多だが、4人に1人はTシャツ・ジーンズ(25%)で、ジャケパンは13.8%となった。
スーツを着たくない理由 20代「暑い・寒いから」、30代「動きづらいから」
スーツを着たくない理由を聞いた。20代は「暑い・寒いから」(37%)、「動きづらいから」(35.6%)といった機能的な問題を挙げる。「堅苦しいから」も32.9%いた。30代は「動きづらいから」(53.6%)が半数を超えた。
40代は「堅苦しいから」(50.9%)が最多。50代は全体的に割合が高く、「動きづらいから」(53.5%)が最も多く、「堅苦しいから」(50.7%)、「暑い・寒いから」(43.7%)と続く。
勤務時、職場の上司・同僚・後輩がスーツ意外の服装だったらどう感じるかを聞くと、「好印象」(84.6%)が「悪印象」(15.4%)を大きく上回った。なぜ好印象だと感じるかを聞くと「暑苦しくなくていい」(48.2%)、「堅苦しくなくていい」(47%)といった声が寄せられた。