映画『台風家族』の主題歌にフラワーカンパニーズの新曲“西陽”が起用。あわせて15秒特報が公開された。
『箱入り息子の恋』などの市井昌秀が監督を務めた同作は、2000万円の銀行強奪事件を起こしてから行方不明になった両親の財産分与のため、事件から10年後に集まった鈴木家の人々の1日を描いた作品。鈴木家の長男でどんな仕事も長続きしない小鉄役を草彅剛、長女・麗奈役をMEGUMI、末っ子・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子が演じた。9月6日から3週間限定で公開。
フラワーカンパニーズによる書き下ろし曲となる“西陽”は、9月4日にリリースされるフラワーカンパニーズの17枚目のアルバム『50×4』に収録。同曲を使用した特報では、姿を消した両親の葬儀を行なうために集まった小鉄、麗奈、千尋、美代子らの姿や、小鉄の「全部、俺が頂く」「クズで結構」というセリフなどが確認できる。
■鈴木圭介(フラワーカンパニーズ)のコメント
オファーを頂いて、ラッシュを一回だけ物凄く集中して観て、その興奮と感触を忘れないうちに曲にしました。歌詞は映画の内容に沿わせ過ぎず、かつ離れすぎないように書きましたが、結果、自分の事を歌ってしまいました。偶然ながら同じ鈴木家だし、監督のOKが出たので大丈夫だったんですよね(笑)?
■市井昌秀監督のコメント
「攻めて下さい」そうお願いしたら、フラワーカンパニーズさんは泥臭く繊細な持ち味を残しつつも、自らの「好き」に忠実な曲を産み出してくれました。
それは僕が、自らの「好き」に忠実な映画を作ったことと同じです。
主題歌「西陽」が映画「台風家族」とこんなにも溶け合っているのは、そこにあると勝手に思っています。