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齊藤なぎさ、鈴木伸之、飯豊まりえ、市原隼人ら出演 芦屋町を舞台にしたオムニバス映画10月公開

2019年08月06日 11:22  リアルサウンド

リアルサウンド

『夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風』(c)2019「夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風」製作委員会

 映画『夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風』が10月25日より全国公開されることが決定した。


参考:菅田将暉が演じた主人公は山崎貴の“自画像”だ 『アルキメデスの大戦』が描く倒錯した唯美史観


 本作は、春夏秋冬4つの物語をテーマにしたオムニバス映画。「芦屋で映画を作ろう」という想いから始まった本企画は、町民による芦屋町映画制作実行委員会が発足され、小道具や大道具作り、見物人の整理や炊き出しなど、多くの町民がボランティアとして制作を手伝い、町の全面協力のもと映画が完成。また、エキストラとしても町民が多数出演し、作品を支えた。


 4つの物語すべての監督を、深作欣二、若松孝二らが主催する「映像塾」で映像制作を学び、映画『女子カメラ』『風のたより』を手がけたほか、MVやCMでも幅広く活動する向井宗敏が務める。


 夏の物語『ナツヨゾラ』の主演を務めるのは、指原莉乃プロデュースのアイドルグループ=LOVEの齊藤なぎさ。本作が映画初出演&初主演となる。幼なじみの亘役には、同じく映画初出演のM!LKの宮世琉弥が決定。


 芦屋中学校に通う田中ゆみ(齊藤なぎさ)と幼なじみの小杉亘(宮世琉弥)。亘は母親(岩佐真悠子)の再婚を機に引っ越すことになる。そのことをゆみに黙っていたことで、3人の仲は気まずくなってしまう。その頃、小学生の間では4日後に願いが叶う大きな花火が上がるという噂が流れていた……。


 秋の物語『時々もみじ色』の主演を務めるのは、映画『東京喰種 トーキョーグール』やドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)など話題作への出演が続く鈴木伸之。主人公を支えるコーチ役をモロ師岡が演じた。


 日々けんかに明け暮れていた高校生の大和(鈴木伸之)は、安田(モロ師岡)との偶然の出会いからボクシングを始め、安田の指導のもと全国レベルにまで成長する。高校3年の秋、大和は安田に誘われ、大学でボクシングを続けようと決意するが、推薦先の大学のボクシング部顧問は以前に大和が殴った相手だった。


 冬の物語『冬のふわふわ』では、仕事に悩む主人公役を飯豊まりえが務め、共演には、袴田吉彦や原日出子らが名を連ねる。


 亡くなった父親の影響で革職人になり、京で革工房を開いた菊池綾子(飯豊まりえ)。デザインセンスはあるのだが、コンペも不採用、客からも不評だった。「デザインはいいのに…何が足りないんだろ…」と悩み始める綾子。父親の三回忌で地元に戻った綾子は、叔父の修二(袴田吉彦)や母親の貴子(原日出子)から父親が残した言葉を聞き、自分に足りなかったものに気付く。


 春の物語『桜咲く頃に君と』の主演は市原隼人。余命わずかな妻を献身的に支える主人公を演じる。


 小学校教師の尚也(市原隼人)は、余命幾ばくもない妻・真奈(平田薫)のために仕事を辞めたばかり。尚也は真奈との残り少ない時間を噛みしめるように過ごしていた。そんな中、尚也の元へ受け持っていたクラスの生徒が行方不明になったとの知らせが届く。(リアルサウンド編集部)