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『テラスハウス』東京編・第11話ーーケニーと流佳の“人間的な未熟さ”浮き彫りに

2019年08月06日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

 Netflixで配信中のリアリティーショー『テラスハウス』。新シリーズとなる『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』の第11話が、本日8月6日に配信された。


 以下より、今回の見どころをレポートする。細かなネタバレもあるため、ご注意いただきたい。


(参考:ケニーの自慢に流佳の天然が炸裂、酔っ払った翔平は大暴走? 『テラスハウス』第10話未公開映像


 第11話では、ケニーが動き出さないことや流佳の子供っぽさが問題視される。女子メンバーが積極的に恋愛をしたり、仕事について思い悩む中、男子メンバーは頼りになる姿を見せることができなかった。


 冒頭、ダイニングには莉咲子と流佳が姿を現す。莉咲子はケニーと海に行く約束をしているが、日程が決まらないままケニーが声をかけてくれないという。流佳は、莉咲子から誘えばいいと言うが、莉咲子は「もう自分から聞かないことにした。誘ってくれるような男の人が好きなの。何も言われなかったら冷めていく」と愛想をつかしている様子。前回の屋上チルでも煮え切らない態度だったケニーだが、莉咲子に冷められるのも時間の問題かもしれない。


 続いて、舞台はリビングに場所を移し、ケニー、流佳、香織、春花が将来について話す場面へ。流佳はヒーローになりたいという夢を持っていたが、その「ヒーロー」はMARVEL作品のことであったことが香織とのデートで発覚。しかし、流佳は夢を具体的にするための一歩を踏み出さず、そんな姿に春花、香織のお姉さんチームは世話を焼く。春花は「演技の勉強をするだの、英語の勉強をするだの、階段を見つけた方がいいんじゃないの」と的確なアドバイスを送るが、ケニーは「最初の一歩目ってそんなに考えなくてもいいと思う」と楽観的な姿勢を見せ、それに驚いた香織が「英語を使わないといけないことは絶対わかるし、俳優の仕事をしないといけないのは誰でもわかるじゃん」と苦言を呈す。流佳は将来について詰められれば詰められるほど、困ってしまう。そして春花は「流佳くんを甘やかしたくない。保護者の気持ちなんだけど……」と伝えてしまい、さらに流佳は傷ついてしまった。


 別の日、香織が珍しく酔っ払って帰宅し「悩みがある」と吐露。ダイニングでは、ケニーと莉咲子、流佳が話を聞くことになった。香織は、自身の絵の実力ではなく、経歴を面白がられてここまできてしまったが、行き詰まってしまったと涙ながらに話す。莉咲子は、香織はリスペクトできる人だと励ますが、香織は今の自分が調子に乗っていたと落ち込む様子を見せた。そんな中、流佳は「今の香織さんもすごいけど、これからもっとすごくなる香織さんも楽しみ」と前向きな言葉をかけ、スタジオメンバーから「流佳の答えが合っている!」と大絶賛を受けた。


 流佳が悩んでいるときは理詰めで責めた香織だが、彼は香織の悩みをおおらかに受け止め、気持ちで答える優しさを見せた。一方、ケニーの受け答えは中身のない発言が多いことから、スタジオで批判が殺到。莉咲子に対しても、香織に対しても、真摯さの欠ける態度のケニーに、馬場園梓(アジアン)は「ちゃんと(話を)聞いてなかったのかな?」と突っ込むほどであった。


 場面は変わって、翔平がプールサイドでお好み焼きを作っているなか、香織は「流佳を子供っぽいと感じてしまう。かっこよさばかりを求めている姿をリスペクトできず、泥臭く努力した方がいい」と力説。続いてダイニングに場所を移し、ケニーが香織と仕事についての話を再度話そうと提案し、香織はケニーに、悩んでいる理由を具体的に相談するが、彼は「大丈夫だよ」を連呼するばかり。そこで、香織がケニーに「常にファンを惹きつけるような行動をとっていてすごい」と褒めるが、ケニーは「香織もそうしたら道が拓けるんじゃない?」と提案。しかし、香織は「ファンのために何かをするのは自分はかっこ悪いと思っている」と当初褒めていたはずのケニーのやり方を批判し、ケニーにはもうなす術がなくなってしまった。


 別の日に、流佳がキッチンで料理に挑戦している様子を、春花と香織が見守る場面へ。流佳はブロッコリーをハサミで切ったり、カルボナーラを作ろうとして溶き卵を作ったりと不思議な行動を披露する。春花と香織は、そんな流佳を子供扱いするように優しく接するのであった。


 流佳のあまりに非常識な行動に、スタジオメンバーは騒然。YOUは「ちょっとは頭を使った方がいい」と今まで流佳を擁護していた姿勢を一転、考え無しな流佳の行動に愕然とした。


 それまで春花、香織、莉咲子が流佳に一生懸命伝えてきたアドバイスを、流佳は本当に理解できていないようだった。スタジオメンバーは、彼が『テラスハウス』を通して成長できればいいと応援し、ケニーの中身のない受け答えには「行動がバンドのプロモーションのようだ」と批判を受けた。恋愛どころではなく、男子メンバーの考えの浅さや人間的な未熟さが問題となった第11回。これを乗り越え、女子メンバーとの距離を詰めることができるのだろうか。


(Nana Numoto)