2019年F1第12戦ハンガリーGP決勝で6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
アレクサンダー・アルボン 決勝=10位
すごくいいレースをしたと思う。ファーストスティントは平均的な出来だった。ミディアムタイヤにあまりいい感触を持てず、グリップがほとんどないような感じだった。でもハードに換えると、マシンのパフォーマンスが上がった。
ダニー(クビアト)とは2回いいバトルができた。最初のはかなりぎりぎりだったね。楽しかったし、フェアな戦いだった。
今日の僕らには10位が精いっぱいだったと思うから、この結果に満足すべきだろう。これから休みに入り、少しリラックスする。もちろんここまでのシーズンを振り返って、改善すべき点を理解し、シーズン後半に備えるよ。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 決勝=9位
いいスタートを決めて、僕らより速いドライバーたちの集団に入ることができたのが良かった。すぐにガスリーを抜いたが、インサイドのどこかにカルロスがいるのは知っていたから、安全策を取って彼に十分なスペースを与えた。あとから考えてみると、自分が前にとどまることもできたと思うけど、あそこでリスクを犯したくはなかった。
第1スティントで、ずっとカルロスを追って7位を維持できたのはまずまずだった。ただ、ピットストップをした時に、左リヤタイヤの交換に少し時間がかかった。ポジションを失ったのは、基本的にはそこだけだ。その後もペースは良かった。でも、さすがにメルセデス(バルテリ・ボッタス)は速くて、最後に抜かれてしまった。そうした点を除けば、悪くないレースだったよ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 決勝=8位
タフな一日だった。こんなふうになるとは思っていなかった。予想とは大違いだよ。
1周目はまるでスムーズにいかなかった。ターン1でロックアップした。これは僕のミスだ。ブレーキングをできるだけ遅らせようとして、右フロントをロックしてしまい、フラットスポットを作った。そのせいでアンダーステアになった。その上、シャルルとの接触もあった。その時にフロントウイングが壊れて、レース開始早々にピットインしなければならなくなった。それがその後のレースに大きく影響した。トラフィックのなかに戻り、大幅に時間を失ったんだ。
やれることはすべてやってみたけれど、このサーキットはオーバーテイクが本当に難しい。多少ポイントを稼げたことだけが慰めだ。何が起きたのかを分析し、そこから学びたい。
■アルファロメオ・レーシング
キミ・ライコネン 決勝=7位
とてもいいレースができた。クルマの動きが良かったし、1周目にうまくポジションを上げ、トラブルにも巻き込まれなかった。その後は、前にいたマクラーレンより速かったが、オーバーテイクはできなかった。ピットストップで1台に先行されたのは悔しかったね。ただ、同時に別のドライバーの前に出たので、全体としてはそれほど残念というわけでもない。
これからもポイントを取り続けて、前へ進みたい。夏休みを家族と過ごすのを楽しみにしている。チームの人たちにも休暇を楽しんでもらいたい。彼らは信じられないほどハードに働いてきたのだから、ここで少し休みを取るのは当然の権利だ。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
ピエール・ガスリー 決勝=6位
序盤から苦労した。スタートがうまくいかなかったことで、その後のレースが難しくなった。全力で攻めていきたかったが、グリップが低く、スライドばかりしていた。
ターン1で他のマシンの間にはさまれる形になり、ターン2ではキミ(・ライコネン)とあやうく接触しそうになった。そういうわけでスタートで大幅に時間をロスしてしまい、それがその後に影響した。
週末はとてもいい形でスタートし、金曜は好調だった。FP1とFP2では満足していたんだ。でも土曜以降、グリップに苦しむようになった。
6位でフィニッシュし、ポイントを獲得したけれど、もっと大量のポイントを稼ぎたかった。これから休みに入るから、皆がリフレッシュするいい機会になる。僕もリラックスして過ごし、シーズン前半を思い返してみる。何がうまくいき、どの部分を向上させることが可能なのかを考えて、シーズン後半にはもっと強さと鋭さを身につけて戻ってきたい。たくさんのポイントを獲得できるようにね。