2019年F1ハンガリーGP決勝で、マクラーレンのカルロス・サインツJr.は5位、ランド・ノリスは9位だった。今回のダブル入賞で、マクラーレンはランキング4位の座をさらに固めつつある。合計ポイントは82点で、ランキング5位のレッドブル・トロロッソ・ホンダとの差は39点となった。
■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=5位
やったね! 今回の5位は、1週間前(ドイツGP)の5位よりずっとうれしい。僕らは完璧なレースをした。すごくいいスタートが決まり、ペースも文句なしで、運にも頼らずに実力で5位フィニッシュを達成できた。第2スティントで、(ピエール・)ガスリーを抑え続けるのは楽ではなかったけど、うまくペースをコントロールして、彼が近づいてくるチャンスをつかんだ時にも対抗することができた。そして、純粋なペースでレッドブルの1台を上回り、その前でフィニッシュした。
ここだけでなくファクトリーにいる人たちも含めて、チームのメンバーひとりひとりに感謝したい。このシーズン前半の12戦で、今年このチームがどれほど進歩したかが示されたと思う。僕らに必要なのは、これまでどおりに努力を続けることだ。徐々に目標の実現に近づいている。現在の状況と僕らが見せてきた一貫性を、チームの全員が誇りに思っていいだろう。来年に向けてさらに速いクルマを作り、また一歩前進するために、後半戦でも学び続けることが重要だ。
これから少しの間は、もっと強くなって戻って来るためにバッテリーを充電する時間だ。チームのみんなにありがとうと言いたい。ここまでずっと頑張ってきたのだから、夏休みを存分に楽しもう!
ランド・ノリス 決勝=9位
いいスタートを決めて、僕らより速いドライバーたちの集団に入ることができたのが良かった。すぐにガスリーを抜いたが、インサイドのどこかにカルロスがいるのは知っていたから、安全策を取って彼に十分なスペースを与えた。あとから考えてみると、自分が前にとどまることもできたと思うけど、あそこでリスクを犯したくはなかった。
第1スティントで、ずっとカルロスを追って7位を維持できたのはまずまずだった。ただ、ピットストップをした時に、左リヤタイヤの交換に少し時間がかかった。ポジションを失ったのは、基本的にはそこだけだ。その後もペースは良かった。でも、さすがにメルセデス(バルテリ・ボッタス)は速くて、最後に抜かれてしまった。そうした点を除けば、悪くないレースだったよ。