2019年F1ハンガリーGP決勝で、メルセデスのバルテリ・ボッタスは8位だった。2番グリッドからスタートした直後、ボッタスは、ルイス・ハミルトンとポジションを争うなかで軽く接触。ポジションを落とした後、フェラーリのシャルル・ルクレールとも接触し、フロントウイングにダメージを受けた。そのため5周目にピットインし、ウイング交換を行い、タイヤをミディアムからハードへと換えてコースに復帰したが、最後尾まで落ちてしまった。9番手まで上がった46周目にミディアムに交換、2回ストップで走り、8位まで挽回した。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 決勝=8位
タフな一日だった。こんなふうになるとは思っていなかった。予想とは大違いだよ。
1周目はまるでスムーズにいかなかった。ターン1でロックアップした。これは僕のミスだ。ブレーキングをできるだけ遅らせようとして、右フロントをロックしてしまい、フラットスポットを作った。そのせいでアンダーステアになった。その上、シャルルとの接触もあった。その時にフロントウイングが壊れて、レース開始早々にピットインしなければならなくなった。それがその後のレースに大きく影響した。トラフィックのなかに戻り、大幅に時間を失ったんだ。
やれることはすべてやってみたけれど、このサーキットはオーバーテイクが本当に難しい。多少ポイントを稼げたことだけが慰めだ。何が起きたのかを分析し、そこから学びたい。