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車椅子に座ったバービー人形が発売 「多様性について会話するきっかけになれば」

2019年08月05日 13:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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デビュー60周年を迎えたファッションドール「バービー」。これを記念して、日本トイザらスは多様性を表現したという「バービー ファッショニスタ くるまいすつき」を8月9日に発売する。同商品はトイザらス限定商品となる。

車椅子のデザインは、車椅子の専門家の協力のもと行われ、タイヤも動く。バービーには肘・ひざ・足首など全身にジョイントがあるので、車椅子に座らせて様々なポーズをとらせることができる。

また付属のスロープを、別売りのドールハウスなどと組み合わせることで、バリアフリーにして遊ぶことも可能だ。

長身、小柄などのバービーも登場 恋人・ケンのルックスも多様化

バービーの商品開発・販売を行うマテル・インターナショナル広報担当者は、同商品の発売について「多様性について会話するきっかけづくりができればと考えています」とコメントする。車椅子はファンからのリクエストが多かったアイテムだったという。

「バービー ファッショニスタ」シリーズでは、肌の色、髪の色、目の色、体型など、それぞれ異なる個性を持ったドールを展開。最先端のトレンドファッションをバービーと一緒に楽しみながら、美の多様性や個性を認めることの大切さを表現している。

「バービーファッショニスタラインは、ここ数年、肌のトーン、ヘアスタイル、目の色や顔立ち、トール(長身)、プチ(小柄)、カービー(曲線美)といったバービー、また恋人であるケンもトーンや体型、目の色やヘアスタイルなど多様化したルックスを導入しています」(同担当者)

ヴァリエーションが豊富なため日本ではすべてを販売できているわけではないが、今回バービー60周年を記念して車椅子が付属するドールを発売することになった。同担当者は、

「バービーは、ブランドがもつ大切なメッセージ『You Can Be Anything(何にだってなれる)』という言葉を、商品を通してすべてのお子さまに伝えていきます。またファッショニスタシリーズのような多様性を表現した商品から、今日の子どもたちに様々な知識や経験を得てほしいという願いを持っています」

と語る。また、同担当者は、「世の中には多くの種類の障がいがあり、これらの人形はまだある特定のものを反映しているだけ」としている。

今後、ファッショニスタシリーズでは、「女の子たちが物語づくりをできるよう、市場で最も多様なラインであり続けるために発展していく」といい、外見の特徴やファッションなど、さまざまな選択肢を引き続き提供していくという。