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タル・ベーラ監督、『サタンタンゴ』日本劇場初公開に合わせて8年ぶりの来日へ

2019年08月05日 08:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『サタンタンゴ』

 9月13日より『サタンタンゴ』4Kデジタルレストア版がシアター・イメージフォーラム、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて日本劇場初公開される、タル・ベーラ監督の来日が決定した。


参考:人や動物たちが混乱の渦の中に巻き込まれていく タル・ベーラ監督作『サタンタンゴ』予告編


 『ニーチェの馬』(2011年)を最後に、監督業からの引退を表明していたベーラ監督。今回、製作から25年を経て日本では初めて劇場公開される『サタンタンゴ』の公開に合わせて来日することが決定した。


 ベーラ監督は、『ニーチェの馬』や『ヴェルクマイスター・ハーモニー』などで知られるハンガリーを代表する巨匠。日本初公開となる『サタンタンゴ』は、2015年に世界的権威のある英文学賞ブッカー国際賞を受賞した、クラスナホルカイ・ラースローの同名小説を、7時間18分という驚異的な長さで映像化したもの。今回は、35ミリフィルムにこだわり続けてきたベーラ監督が初めて許可した4Kデジタルレストア版での公開となる。


 約8年ぶりの来日となるベーラ監督は、『サタンタンゴ』の9月公開に合わせて舞台挨拶を行う予定。詳細は、映画公式サイトや公式Twitterなどで随時発表される。今年2月、ベルリン映画祭で『サタンタンゴ』25年ぶり凱旋上映に登壇した際には、「強くなれ、抵抗しろ、外に出ろ」と観客へ向けて力強いメッセージを発信したベーラ監督。今回の来日では一体どんな言葉を投げかけるのか。(リアルサウンド編集部)