2019年F1ハンガリーGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2位、ピエール・ガスリーは6位だった。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは15位、アレクサンダー・アルボンは10位という結果で、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)を搭載する4台中3台がポイントを獲得した。
予選ではフェルスタッペンが自身初、ホンダにとっては2015年のF1復帰後初、2006年以来のポール獲得を果たした。スタートでポジションを守ったフェルスタッペンは、メルセデスのルイス・ハミルトンを後ろに抑えて走り、互いにピットストップを終えた後も首位を維持した。
一時ハミルトンが接近、オーバーテイクしかけるが失敗。ハミルトンはその後、2回目のピットストップを行い、新しいミディアムタイヤに履き替えて、2番手のままコースに復帰した。使いこんだハードで走り続けることを決めたフェルスタッペンとの差を急激に縮めたハミルトンは、レース残りわずかのところで逆転に成功。フェルスタッペンは70周のレースの67周目に2番手となると、すぐさまタイヤ交換に入り、ソフトを履いて、ファステストラップを記録した。
2戦連続の表彰台はホンダF1にとって2004年の中国GP・日本GP以来になる。
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
今日はポールポジションからスタートしたフェルスタッペン選手が、2番手スタートのハミルトン選手と終始激しいバトルを繰り広げましたが、最後の最後に惜しくもポジションを譲り、2位でフィニッシュとなりました。
チャンピオンであるメルセデスのマシンのパフォーマンス、ドライバー、戦略の底力を強く感じたレースだったと思います。我々としても、後半戦でさらなる勝利を勝ち取るべく、車体、PUなど、チーム全体でパフォーマンスの向上を図ります。
トロロッソについては、アルボン選手が12番グリッドから強い走りをみせ、10位入賞、ポイント獲得を果たしてくれました。今週末のパフォーマンスを考えると、最大限の結果を出してくれたと考えています。
F1としてはここから短い夏休みに入ります。また後半戦 に向けて万全の準備を進めていきます。