2019年F1第12戦ハンガリーGP予選で5番手~10番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。
■アルファロメオ・レーシング
キミ・ライコネン 予選=10番手
10番手どまりだったことに、少しがっかりしている。とはいえ、肝心な時にこの週末での自己ベストタイムを叩き出すことできたから、あまり文句も言えないね。
僕らのターゲットであるマクラーレンと比較すると、少しばかりペースが足りていなかったが、マシンの感触はそれなりに良かった。明日はまた別の一日になる。金曜日にあまり走れなかったので、レースペースについては確信が持てない部分がある。けれどもそれは誰にとっても同じことじゃないかな。
■リッチ・エナジー・ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 予選=9番手
(僕が乗っている方の)旧スペックのマシンがQ3に進出した。“彼女”は序盤は少し難儀したけれど、最終的にはいい位置までいったよ。
“彼女”は厳しい週末を過ごしている。ホッケンハイムと同じダウンフォース量で走っているのだが、それはこれが最大限だからだ。でもこのサーキットではそれでは十分ではないので、苦しんでいるんだ。
Q1はとても苦労したが、Q2で少しマシになった。そしてQ3ではポテンシャルすべてを引き出すことができた。
レースは心配だ。タイヤをいい状態で長持ちさせたいけれど、それだけのダウンフォースがないんだ。
ここはオーバーテイクが難しいコースなので、明日はどの位置でフィニッシュできるか、頑張ってみるよ。
■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 予選=8番手
チームにとってポジティブな一日になったと思う。ここに来る前には、このコースでのパフォーマンスがどうなのか、定かではなかった。けれども土曜日に向けて正しいセットアップを選び、両方のマシンをQ3に進出させることができた。
Q1はバランスの問題を抱えながらのスタートになったけれど、セッションを通して解決していけた。コースに出ていくたびに改善が見られ、最終的にはQ3最後のランでいいアタックができたよ。
7番手と8番手はチームにとって素晴らしい結果だし、明日はここから戦うことができるだろう。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=7番手
良い予選だったね。先週のホッケンハイムと比べると改善が見られたし、またQ3に進出できたのもよかった。
楽な予選ではなかった。中団は相変わらず接戦なんだ。それでも今週末はマシンに乗っていてずっと快適に感じ、満足できる状態だった。
予選のなかでいくつか改善点があり、それが最後に役立った。僕らは7番手と8番手という、トップ3チームのすぐ下の位置だ。ふたりともいい結果を出したと思う。現場のスタッフやファクトリーのスタッフに感謝の気持ちを伝えたい。
明日は、この予選の好調さをうまくレースに持ち込むことを目指すよ。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
ピエール・ガスリー 予選=6番手
1周をうまくまとめてクリーンなラップを走ることができなくてがっかりしている。いくつかミスをした。それがなければ4番手か5番手をフェラーリ勢と争うことができたと思う。6番手という結果は悪くはないけれど、もっといいラップタイムを出したかった。
明日はミディアムタイヤでスタートする。全力でプッシュし続け、戦略を利用して、いくつかポジションを上げたい。
ポールポジションを獲得したマックス(・フェルスタッペン)におめでとうと言いたい。チーム全員の仕事が報われる、素晴らしい結果だ。ここはオーバーテイクが難しいサーキットだから、ポールポジションはかなり有利になる。彼が今日証明してみせたように、僕らのマシンは強力だ。大きなチャンスがあるはずだよ。
フリープラクティスでどのチームも本格的なロングランはできなかった。だから、70周のなかでタイヤがどういう状態になるのか、予想できない。それがレース展開を面白くするかもしれないよ。