芸人対談動画だけじゃない　カジサックチャンネルがファミリー層にも人気な理由とは？

　キングコングの梶原雄太（カジサック）が7月30日、自身の運営するYouTubeチャンネル・カジサックの部屋にて、妻であるヨメサックと共に実子の誕生に関するエピソードトークを繰り広げる「赤ちゃんについてお話します」と題された動画を公開した。

（参考：加藤浩次、「カジサックの部屋」で岡村隆史を語る　「とんでもなく格好いいと思う」）

　先日、悲願だった“チャンネル登録者数100万人”を達成した、カジサックの部屋。同チャンネルが人気を博すようになった大きな要因として挙げられるのが、定期的に投稿される豪華ゲストとの対談動画だ。極楽とんぼ（加藤浩次・山本圭壱）や陣内智則、南海キャンディーズ・山里亮太など……カジサックが持つ、吉本興業を中心とした豊富なお笑いネットワークが十二分に活かされ、これまでに数々のゲストが登場している。

　また、そのほとんどがカジサックの直談判・直接交渉により、「他でもない梶原が言うなら……」と口説き落とされ、普段、YouTubeにあまり出演しないオール阪神・巨人のような大御所も出演に至っているから、よほど人徳があるのだろう。しかも、インタビュアーからの形式的な質問ではなく、お笑い芸人であるカジサックならではの切り口と距離感によって、人気芸人たちの素顔やホンネが引き出されていくのも、このチャンネルならではの魅力といえる。

　そんな、カジサックの部屋だが、決して、ゲスト頼みのチャンネルというわけではない。同チャンネルには、妻のヨメサックをはじめ、4人の子供たち、さらには実の母親まで登場している。その中には、「富士急ハイランドでカジサックファミリー大満喫！！」（再生回数61万回）、長女をメインにした「かんちゃん”ひとりクッキング”」（再生回数39万回）、カジサックが主夫に挑戦した「丸1日ママになってみました」（再生回数323万回）など、人気動画も数多く存在する（再生回数はすべて8月2日時点）。

　そして今回公開された動画「赤ちゃんについてお話します」は、カジサックとヨメサックが子どもたちが誕生した時のエピソードを振り返っていくというもの。

　ヨメサックが語ったその内容は、「長男・とうじは出産直後に心臓に穴が開いていた」「出産のときに力み過ぎて顔中の毛細血管が切れた」「出産中、助産師さんがお尻にテニスボールを当ててくれて、そうすると痛みが本当にちょっとだけ和らぐ」など、かなり詳細で赤裸々だった。出産を経験した女性にとっては共感するところが少なくないだろうし、子づくりを考えている夫婦からしたら勉強になることばかりだろう。

　実際にコメント欄には、「涙が出ました。今妊娠中で、心臓にも少し異常がありますよって言われてますが、お話きいてとても勇気が出ました」「嫁と見てます！　5カ月になる娘がいますが当時のこと思い出してすごく楽しく拝見させていただきました！」「話を聞いて男って、やっぱ弱い生き物だなと、身の程を思い知らされました」など感銘を受けたというメッセージが多数。動画は最後に登場した愛息・とうじによる、「最後に1個だけ言っていい？　生んでくれてありがとう」というコメントで締めくくられている。幸せのおすそ分けとでもいうべきカジサックのファミリー動画には、芸人との対談動画同様、今後も熱心なファンが増えていきそうだ。

（こじへい）