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氣志團 綾小路翔、“内房の覇者”とのエピソード明かす YOSHIKI「ぜってぇ外房に負けんなよ」

2019年08月04日 12:01  リアルサウンド

リアルサウンド

氣志團『週末番長』

 『人生最高レストラン』(TBS系)の8月3日ゲストに氣志團の綾小路翔が出演した。


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 この番組は、ごちそうをゲストの「人生で最高においしかったもの」の話とし、料理を一切出さないレストランを舞台にした、グルメトークバラエティだ。


 今回の番組のテーマは、綾小路が愛してやまない“超DEEPな房総グルメ”。房総半島の東京湾側を内房、太平洋側を外房と説明する綾小路は、内房と外房は永遠のライバルだと話す。「すごく広いので文化も多少違いますし、言葉はどんどん外房に行くほど訛っていくんですよ。内房の人でも外房の人の言葉は分からなかったりするっていう」とローカルトークを展開。内房の覇者としてX JAPANのYOSHIKI、Toshlは館山市出身と名前を挙げ、「Toshlさんは館山市出身だと言ってるんですけど、YOSHIKIさんは出身地から血液型まで『X』なんで」と紹介した。YOSHIKIとのエピソードには、内房の仲間と挨拶した際に「みんな内房じゃん。ぜってぇ外房に負けんなよ」と言われたことを明かした。


 綾小路の青春を語る上で外せないのが、内房を中心に、千葉市、市原市にも展開しているお弁当チェーン店「としまや弁当」。「バーベキュー弁当」、「イカフライ弁当」、「とり弁当」、の“としまや三銃士”と呼ぶ3つの中で、綾小路のオススメはイカ弁なのだという。最近はチャー弁こと「チャーシュー弁当」がメニューに加わり、都市伝説と前置きした上で、「かつて、としまや弁当富津公園店に、木村拓哉さんがサーフィンをしに来られて、そこでこのチャーシュー弁当を食べて美味いと言った、という都市伝説」と話し、「それでチャーシュー弁当が、もしかしたら三銃士超えて人気ですから」と笑みを浮かべていた。


 氣志團は東京ドーム公演の後に、メンバー間での方向性の違いを理由に活動を休止。3年後の2009年に氣志團はようやく活動を再開する。綾小路はそこで待ち受けていた活動再開後の苦悩を話し始める。「全国ツアーを周り出すんですけど、そこで初めて客席に空席が見えるようになってきたり。自分たちの移動の行程が変わってくるんですよね。こないだまでは新幹線、飛行機だったのが、そろそろ車移動にしてくれ、だとか。今まで声をかけてくれていた人たちも疎遠になってきたりとか、メディアに出ることもなくなってきたり。誰も周りからいなくなったぞ、という。自分では八方塞りだぞと少し滅入ってしまって、初めてその頃はヤバいなと思った時だったんですけど」と振り返る。そんな時にメンバーが声をかけてくれたのが「冷静に考えろ。俺たちは結成の時から、地下の隅で活動しようと思っていたバンドで、本来ずっとおかしいと思ってた」という言葉だった。「商業音楽の世界に行くことが本来ありえなくて、元に戻らねぇ?」と考え方を変えた綾小路は気持ちが楽になり、自分たちにしかできないことを見つけ出したという。


 「今が一番楽しいのかもしれないですね」と語る綾小路は、今年も千葉県・袖ヶ浦海浜公園で『氣志團万博2019』を開催。「いろんなアーティストのみなさんに来てもらえて、とっても嬉しいですね。ここまで人の褌で相撲を取る人間になるとは思いませんでした」とコメントし、MC陣を笑わせた。


 次週、8月10日のゲストには貴乃花光司が登場する予定だ。(向原康太)