2019年F1ハンガリーGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはF1キャリア初のポールポジションを獲得した。
FP3からトラックレコードを更新し合う激しい展開になり、フェルスタッペンはメルセデスのルイス・ハミルトンと0.013秒差の2番手につけた。
予選Q1ではソフトタイヤでの1分15秒817でトップ。Q2ではミディアムを履いて1分15秒573を記録し、2番手につけた。Q3ではソフトタイヤでアタック。最初のランで1分14秒958で首位に立ち、2回目最後のランで1分14秒572まで縮め、メルセデスのバルテリ・ボッタスと0.018秒差で自身初のポールポジションを獲得した。
今回F1での93回目の出走となるフェルスタッペンにとって、これが初のポールポジションであり、オランダ人F1ドライバーがポールを獲得したのはこれが初めて。
フェルスタッペンは、ハンガリー決勝をミディアムタイヤでスタートする。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=1番手
今日は素晴らしい一日になった。予選の最初からマシンの感触がよかった。最終的にトップに立つことができたなんて信じられないほどうれしい。僕にとって初めてのポールポジションだから、特別なものとしてずっと記憶に残るだろう。
この素晴らしいサーキットでポールを獲れたことがなおさらうれしい。予選で燃料をあまり積まずに走ると、本当に楽しいんだ。フルダウンフォースの状態のマシンはしっかりグリップするから、走っていて楽しめる。
僕らはトップチームとの差を着実に縮めてきた。ホンダはすべてを最適化するために努力し続けている。今日はホンダを含むチームの全員にとって、最高の日になった。マシンは飛ぶように走ったよ。皆に心から感謝したい。ハードワークが報われつつあるのを確認できてとてもうれしい。
今週末はロングランをしていないが、僕らのマシンは最近、決勝で予選以上の強さを発揮する傾向にあるから、心配はしていない。クリーンなスタートを切って、やるべき仕事をしっかりこなす。
今日の時点でハンガリーにオランダからこれほど大勢のファンが来てくれているなんて知らなかった。グランドスタンドに大勢の姿が見えて、とてもうれしかった。
上位争いはかなり接戦になっているから、エキサイティングなレースになるだろう。
(自身の公式サイトに語り)Q3最後のアタックラップでは、ほぼ限界までやれたと思う。僕にとって今までで最高の予選のひとつなのは間違いない。あと100分の数秒か1000分の数秒ぐらいは削れたかもしれない。ひとつのコーナーにそれぐらいの余地は常にあるからね。でも、それを除けば、まさに完璧なラップだったといえるだろう。
(初めてポールポジションを獲得したことをどれだけ大きな出来事ととらえているかと聞かれ)全然気にしていなかった。時間の問題だと分かっていたからね。もちろん、初ポールはとてもうれしいけれど、重要なのは日曜のレースだ。