2019年F1ハンガリーGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=2番手/2=2番手、ピエール・ガスリーはフリー走行1=4番手/2=1番手で、午後のセッションでは2台がトップ2を占めた。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトはフリー走行1=13番手/2=10番手、アレクサンダー・アルボンはフリー走行1=14番手/2=20番手だった。
FP1は曇りで時折小雨が降るコンディションで、フェルスタッペンとガスリーはインターミディエイトタイヤも試した。レッドブルとトロロッソの4人はそれぞれのベストタイムをソフトタイヤでマークした。
FP2ではさらに雨の量が増え、後半は全車がインターミディエイトを履いての走行となった。そのため、ドライタイヤ装着時のタイムに従った順位となり、全体的にFP1よりもタイムは遅かった。ベストタイム記録時のタイヤは、ガスリーとクビアトはソフト、フェルスタッペンはミディアムだった。
アルボンはFP2開始直後、最終コーナーで芝生に乗ったことでコースオフし、バリアにクラッシュ。マシンがダメージを負ったため、タイムを記録しないまま午後の走行を終えることになった。
ホンダによると、アルボンは金曜用のパワーユニットとギヤボックスを使用していたため、土日への影響はない見込みだという。クラッシュ時に搭載していたパワーユニットを調べ、今後使用できるかどうかを確認するということだ。
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
今日は午前のFP1はドライ、午後のFP2はウエットでのセッションになりました。明日の予選も雨になる可能性があるようなので、FP2でウエットの中で走行できたことはよかったと思います。
アストンマーティン・レッドブル・レーシングの2台が両セッションをまずまずのポジションで終え、サマーシャットダウン前最後のレースをいい形でスタートすることができました。レッドブル・トロロッソ・ホンダについてはまだパッケージとして改善の余地がありますので、今夜の作業でセッティングの見直しを進めます。
レッドブル・トロロッソ・ホンダのアルボン選手にケガなどがなかったことは幸いだったと感じています。