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F1第12戦ハンガリーGP FP1:雨のハンガロリンクでハミルトンがトップタイム。レッドブル・ホンダは2、4番手の好発進

2019年08月02日 19:51  AUTOSPORT web

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2019年F1第12戦ハンガリーGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)がFP1でトップタイム
2019年F1第12戦ハンガリーGP金曜フリー走行1回目は、ルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手、ピエール・ガスリーは4番手タイムをマークした。

 FP1の始まるタイミングに合わせたかのように、ほぼ午前11時きっかりに雨が降り出した。ただし雨粒が落ちているのは、メインストレート周辺だけ。コース上半分の上空は青空が広がり、コースインした各マシンもドライタイヤを履いている。

 開始後6分。バルテリ・ボッタス(メルセデス)が、ピット入口に設置されたボラードの外側から入ってきてしまう。エンジンのミスファイアに見舞われ、緊急ピットインを敢行した。前戦ドイツGP決勝レースでのハミルトンと、同じ状況だ。あの時のハミルトンは、5秒加算ペナルティを科されている。

 開始後20分前後にはカルロス・サインツJr.(マクラーレン)が、「ターン5、6でも雨が降っている」とリポート。コース奥の方も、降り始めたようだ。しかし依然として、全車ドライで周回を重ねている。

 開始後30分には、ハミルトンに次ぐ2番手に付けているフェルスタッペンが、自己ベスト更新間際に最終コーナーでスピン。「リヤの挙動が、すごくナーバスだ」と訴えた。フェルスタッペンはセッション終盤にも、スピンを喫した。

 前半40分を終えた時点で、トップはハミルトン。0.6秒以上の大差を付けられてフェルスタッペン。さらに0.6秒落ちでガスリー。フェラーリのセバスチャン・ベッテル、シャルル・ルクレールと続いた。ミスファイアに見舞われたボッタスは、エンジンを交換することに。わずか2周で、FP1を終えた。

 この頃にはサーキット全域で降雨が見られ、ルクレールやダニエル・リカルド(ルノー)らがインターメディエイト(雨用と晴れ用の中間タイヤ)でコースに出て行った。しかしいずれも様子見の走行で、すぐにピットに戻って行った。その後は全車が再びドライタイヤでコースへ。ハミルトンとレーシングポイントの2台だけがミディアムタイヤ、他はソフトタイヤで周回を重ねた。

 ハミルトンの首位は変わらず、ベッテルが0.166秒差で2番手に付けた。しかしフェルスタッペンはセッション終盤に自己ベストを出し、ベッテルを0.001秒しのいで2番手に上がった。4番手にガスリー。ケビン・マグヌッセン(ハース)がルクレールを抑えて、5番手に。チームメイトのロマン・グロージャンは1秒以上の差を付けられ、12番手に留まった。

 トロロッソ・ホンダ勢はダニール・クビアト13番手、アレクサンダー・アルボン14番手だった。