ホンダのパワーユニットに使用されているエクソンモービルの燃料が早ければ、ベルギーGPでアップデート・バージョンが投入されることが関係者への取材で明らかになった。
現在、エクソンモービルは3つの新しい燃料の開発を行っている。ひとつはできるだけ早く投入できる最新の燃料で、これは現在、開発の最終段階に入っており、早ければ夏休み明けのベルギーGPに投入できるという。
もうひとつは、開発の最終段階に入った燃料を元に、さらにアップグレードしたもので、現在6種類の燃料を実験中だという。そして、これは日本GPに投入を予定しているとのことだ。
エクソンモービルのデビッド・ツルサキによれば、「これらの新燃料はホンダのパワーユニットのアップグレードに必ずしも合わせて投入するのではなく、準備が整い次第、投入する」と語っている。そして、日本GPに投入する仕様は「鈴鹿スペシャルと呼んでもらってもいい」と笑顔で答えた。
さらにこの2つの燃料とは別に2021年に向けた燃料の開発にも取り掛かっているという。
「現行の1.6リッターのハイブリッド・ターボエンジンにおいては、燃料アップグレードによるパフォーマンス向上は決して小さくない。これからもホンダの協力を得て、開発を進めていきたい」(デビッド・ツルサキ)