南アフリカ・ヨハネスブルグの北部ハルトビースポアルト(Hartbeespoort)にあるサファリパーク「Lion and Safari Park」で、観光客の車にライオンが飛び乗るというハプニングあった。7月30日に『News24』が伝えている。
【この記事の動画を見る】サファリパーク専用の車から撮影された動画には、3頭の雄ライオンに行く手を阻まれた白いジープが映っている。ライオンは車の周りを興味深そうに歩いていたが、そのうちの1頭が車のボンネットに飛び乗った。
しかしライオンは襲うというよりもとにかく車に興味があるようで、サイドミラーに噛みついている。他の2頭のライオンもこのサイドミラーに興味を持ってようでニオイをかいでおり、その姿はまるで猫のように見えたことからか撮影者の周囲からの笑い声も入っていた。その後、後続車がバックしたのでジープもゆっくりと後退、その揺れのせいかライオンはようやくボンネットから飛び降りた。
サファリパークのジェネラルマネージャーであるアンドレ・ラコックさん(André LaCock)は『News24』の取材に対し、3頭の雄ライオンはまだ若く、このサファリに最近連れてこられたため、見たことのない車に興味を示したようだ―と述べている。
なお同サファリパークでは安全を第一としており、スタッフは毎日サファリ内で動物の行動を監視しているそうだ。このたびの雄ライオンらは、遊びたい盛りで探求心が旺盛なことから観光客が入れないエリアに移動させたという。また動物行動学者らも日々サファリ内の動物の様子をチェックしており、ラコックさんは「このような出来事を再び起こさないようにします」と話している。
幸いにも怪我人はなく、ジープの所有者からも苦情はなかったという。車の修理個所も少なく、保険でカバーできない修理費はサファリパークが負担するとのことだ。
画像は『News24 2019年7月30日付「WATCH | The mane man: Lion hitches ride on car during game drive」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)