レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、前戦F1ドイツGPでリタイアに終わったことに意気消沈しながらも、好パフォーマンスを発揮できるようになるための努力を続けており、いずれ成果を得られると語った。
2019年第11戦ドイツGPで、チームメイトのフェルスタッペンは今季2勝目を飾った。一方ガスリーは、レース終盤、トロロッソのアレクサンダー・アルボンに次ぐ7番手を走行、オーバーテイクをしようとした際に接触してそのままリタイアせざるを得なかった。
ノーポイントに終わったことにチーム代表クリスチャン・ホーナーは苦言を呈し、フェラーリとのコンストラクターズ選手権2位争いのために、今後ガスリーは安定してポイントを稼ぐ必要があると発言した。
ガスリーはドイツのFP2でクラッシュを喫したものの、予選では自己ベストタイの4番手を獲得し、速さを発揮しつつあることも確かで、得意なハンガロリンクで好結果を出すことを強く望んでいる。
「ブダペストはカレンダーのなかでもお気に入りのサーキットのひとつだ。理由はいろいろあるが、何より、僕はたくさんのコーナーを備えた、タイトでテクニカルなサーキットが大好きで、ハンガロリンクはまさにそういうレイアウトだからだ」とガスリーは言う。
「それから、ブダペストにはたくさんのいい思い出がある。去年トロロッソで6位を獲得し、シーズン中、2番目にいい結果を出した。F1昇格前のGP2、フォーミュラ・ルノー3.5と2.0では、ハンガリーで優勝、表彰台、ポールポジションといった好結果を記録している」
「ブダペストの街も素晴らしいところで、雰囲気がいいし、温かいので、休暇で訪れたこともあるんだ」
「このサーキットでレースをするのは本当に楽しい。これまでレッドブルが強さを発揮してきた場所だから、今年もその傾向が続くことに期待している」
「ドイツでは、大量得点のチャンスがあったレースで完走できなかったので、本当にがっかりした。でも集中を切らすことなく努力していく。近いうちにその成果が得られると信じている」