レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは2019年シーズンがスタートする前に、「今年最低5勝は挙げられる」と発言した。当時、これに同調していなかったマックス・フェルスタッペンだが、すでに2勝を挙げたいま、マルコの予想が現実から大きくかけ離れているとは思わないと認めた。
レッドブル・ホンダのパートナーシップがスタートした今年、フェルスタッペンは第9戦オーストリア、第11戦ドイツで優勝、シーズン前半戦ですでに2勝を飾っている。
マルコが「シーズン5勝」と発言した時のことについて、フェルスタッペンは「彼と話をしていた時、僕の方は、『ホンダと組んで最初の年に5勝? いやいや、ヘルムート、それはあまりに楽観的だよ』という感じだった」とformula1.comのインタビューにおいて語った。
「(最初の年なのだから)お互い、相手への理解を深め、1戦1戦一緒に学習していかなければならないからね。でも、(オーストリアで)今年最初の優勝を達成した。その後、ヘルムートは『5勝を達成できる』と言ったし、僕も『そうだね』という感じになった」
「すでに2勝を挙げている。シーズン後半にマシンにアップデートを入れて、普通に考えれば、さらに向上するはずだから、可能だと思う」
「メルセデスとのギャップを縮めたい。フェラーリは予選でとても速いから、もちろん彼らにも近づきたい。予選で上位を確保できれば、優勝する可能性が高まるからね」
「でも僕が本当に望んでいるのは、21戦あれば21戦すべてに勝つことだ。5回ではなくね。それを目指して努力を続けている。週末ごとによくなっていると思う」
レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、今週末のハンガリーGPではメルセデスが優勢であると予想している。しかしフェルスタッペンは、ハンガリーで今季3勝目を挙げる可能性があると思うかと聞かれ「そうだといいね」と前向きな答えを返した。
「もちろん、そうなるかどうかは分からない。いいマシンセッティングを見つける必要があるからね。でも挑戦していくつもりだよ」