サイコム・ブレインズは8月1日、男性の育児休暇に関する調査の結果を発表した。調査は6月3日~24日にかけて、社会人の男女332人を対象にネット上で行われた。
育児休業を取ろうとする男性に対して無意識の偏見を感じたことがあるか聞いたところ、「ある」が36%、「無意識の偏見がありそう」が50%が、「ない」が14%という結果になった。
女性側「育休を取る男性は仕事に余裕があるのかな、と感じる」
無意識の偏見の例として「男性が育児なんて!」「男性が取るなんて偉い」といったような意見が寄せられた。男性は仕事、女性は家事や育児といった固定観念が未だに根強いようだ。
女性側の意見としては、「育休を取る男性は仕事に余裕があるのかな、と感じる」や「なぜ男性が育休を取るのか? やる気が下がっているのだろうか?」といった声が挙がった。
「育児休業を取ろうとする男性自身が持つ無意識の偏見」については、「ある」が24%、「無意識の偏見がありそう」が42%、「ない」が34%となった。
男性から寄せられた自身が持つ偏見については、「出世欲がないと周囲から思われる」「休業期間があると、成長で遅れを取る」といった意見が多かった。自身の職場内での関係性に対する不安も育休取得の障壁となっているようだ。