Teslaは同社初の電気トラック「Semi」の生産を間もなく開始するとしている。物流などでの使用を想定しているトラックだが、そのSemiをキャンパーバンにする構想を英スタートアップVanliferが発表した。
6人が寝泊まりできる設計で、電気で走るパワフルな「モーターホーム」となりそうだ。
・キッチンやトイレもVanliferはキャンパーバンのデザインを行う会社で、顧客のニーズに応じた設計を引き受けている。
今回発表したコンセプトはTeslaのSemiをベースにしている。Semiはトレーラーの牽引に使われるヘッド部分で、コンセプトではSemiの後部にトレーラーではなくバンをもってきた。
バンは定員6人で、フルキッチンやリビングスペース、トイレなども備えている。
・クリーンに暮らせるSemiは36トンの輸送が可能とパワフルなので、キャンパーバンくらい運ぶのはお手の物だろう。また、フル充電時の航続距離は約800キロと長距離移動にも対応する。
何より、電動なので二酸化炭素や騒音を出さず、クリーンに暮らすように旅することができる。
現段階ではまだコンセプトにとどまっていて、現実のものとなるかは不明。しかし、電気で走るキャンパーバンはまだ少ないだけに、意外に需要はあるかもしれない。
Vanlifer
(文・Mizoguchi)