ハイブリッド型総合書店「honto」は8月1日、本の購入ミスや管理方法に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は6月12日~16日にかけて、直近1年間でハイブ「honto」のグループ書店で1万5000円以上購入したhonto会員を対象に実施された。
既に持っている本を重複して買ってしまったという人は65%で、3人に2人が重複購入の経験があることがわかった。
間違い避けるため「飲酒しているときは本を購入しない」という人も
理由としては、「本が大量にあるために存在を忘れてしまう」、「本棚を整理できていない結果、買った記憶はなくなり『この本気になる』という感覚だけが強く残り買ってしまった」といったものが出ていた。読書量が多いゆえに起こってしまう失敗であるようだ。
重複して購入したことのある本の種類は1位が「文芸・小説」(57%)、2位「コミック」(38%)、3位「経済・ビジネス」(16%)という結果になった。
「文芸・小説」を重複して買ってしまう理由としては、「単行本が文庫本として再販されること」や「シリーズものをどこまで買ったかわからなくなる」、「表紙が変わっていた」が主であった。
重複購入への対策については、以下のような意見が挙がった。
「レビューを書くことで買った証明にしている」(40代男性)
「携帯に写真を撮っておく」(50代女性)
「よく購入する作家の本は、本棚の目立つ位置に並べて、どのタイトルを買ったか、普段から目に触れるようにしている」(20代女性)
「飲酒しているときは本を購入しない」(50代男性)
一方では「ミスは防げないので、自分はそれだけ読みたかったんだな、と諦めることにしている」(30代女性)というように、ポジティブに捉えるようにする人もいた。