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ウイリアムズのラッセル、悔しさ収まらず「タイヤ交換についてチームを説得できていれば、大量得点できた」

2019年08月01日 09:01  AUTOSPORT web

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2019年F1第11戦ドイツGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、F1ドイツGPにおいてタイヤ交換を求めたものの聞き入れてもらえず、ポイント獲得のチャンスを逃したとして、チームに対してもっと強く出るべきだったと語った。

 ラッセルは最後から2番目のセーフティカー導入時には、ランス・ストロールのすぐ前の13番手を走行していたが、ストロールは早期にスリックタイヤに交換するという賭けに出た。

 この賭けは大成功し、ほとんどのドライバーが後になってインターミディエイトタイヤからスリックタイヤに変更するなか、ストロールは急速に順位を上げた。

 ラッセルは、自身もセーフティカー導入中の早い段階でタイヤ交換を希望していたと語り、ウイリアムズに要求を聞き入れてもらえず、そのために好結果を逃してしまったと考えている。

「僕はインターミディエイトタイヤでスタートしたかったが、ウエットタイヤでのスタートとなった。最初のセーフティカー導入中はウエットでステイアウトしたが、ピットインしてインターミディエイトに換えるべきだった」とラッセルは嘆いた。

「レースの終盤では、(他のドライバーたちより早く)ピットインしてスリックタイヤに交換したかったが、なんらかの理由で僕たちはステイアウトした。でもチームの立場や、ステイアウトした理由について理解しているつもりだ。誰もがコース上に残り続けることに苦労していた」

「でも僕らは捨てるものなど何もないような順位にいた。僕はランスの前にいて、彼はセーフティカー導入中にピットインしたけれど、僕たちはそうしなかった。それで彼は2番手を走行することになったんだ!」

「これは僕たちの選択が間違っていたことを証明している」

 ラッセルはドイツGPをトップ10圏外の11位で終えた。アルファロメオのドライバー2名がレース後に30秒ペナルティを科されたため、チームメイトのロバート・クビサは10位に繰り上がり、ウイリアムズに今シーズン初ポイントをもたらした。

 ラッセルは、今になってみれば、チームに対しタイヤ選択について無線でもっと強く出るべきだったと考えている。

「マシンはすべてのコンディション下で感触が悪かった。最悪だったのは、終盤のセーフティカー導入中、ランスの前にいる時に、スリックタイヤに交換するチャンスがあったのに、それをしなかったことだ」とラッセルは言う。

「僕はピットインしたかったが、スリックタイヤに交換するためにピットインしたいということを、チームに十分強く伝えられていなかったようだ。どういうわけか僕たちはステイアウトすることにして、そうしてから1周後にピットインすると、ランスが2番手に上がっていた」

「つまり、もっと上の順位になれた可能性もあったということだ」