頭上の荷物棚に横たわるCA(画像は『Verny Vern 2019年7月29日付 Twitter「I can’t get over how weird I find this.」』のスクリーンショット) 航空会社によっては機内安全の説明がユニークだったり、機長がユーモアたっぷりのアナウンスをするなど乗客を楽しませてくれるサービスが時々見られる。このほどサウスウエスト航空を利用した乗客が目にした客室乗務員は、少し斜め上を行くユーモアセンスだった。『Fox News』『New York Post』などが伝えている。
【この記事の動画を見る】 7月29日、米テネシー州ナッシュビルからペンシルベニア州フィラデルフィアへ向かうサウスウエスト航空機を利用したベロニカ・ロイドさん(Veronica Lloyd)は搭乗した際、目の前で起こっている出来事に少し混乱してしまったようだ。
ベロニカさんはその瞬間を動画に収めているが、客室乗務員(CA)の女性が頭上の荷物棚に入って横たわり、笑顔で搭乗客を迎えていたのだ。そしてTwitterに「これは夢ですか?」とCAの写真を公開し、さらに「こんな奇妙なシーンに出くわして、混乱しています。どうかこの気持ちを共有させてください」とCAの動画も投稿した。
ベロニカさんによると、そのCAは10分ほど荷物棚で横になったまま搭乗客を迎えていたという。CAの仕事への怠慢にもとれるような光景だが、ベロニカさんは「CAの行動がおもしろくって、彼女は乗客を笑わせたいためにあんなことをしたんだと思います」と明かしている。
確かに頭上の荷物棚は高さもあり、人が中に入ろうとするにしても簡単にはいかないだろう。わざわざよじ登ってまで入ったということは、よほど乗客の笑いを取ることに力を入れていたのかもしれない。
また同機が離陸して目的地までの約2時間、このCAはとても親切にお客に接していたという。実はサウスウエスト航空、ユーモアセンスに溢れる航空会社として知られている。
時にはラップソングやカントリーミュージックに合わせて機内アナウンスをしたり、また乗務員総出でフラッシュモブによるダンスを到着先の空港で披露したこともある。今回の件に関しても、サウスウエスト航空ではこのような声明を出している。
「サウスウエスト航空の従業員は、ユーモアのセンスと個性を表現することで知られています。今回も当社の一員である客室乗務員が、搭乗中のお客様に束の間の楽しい時間を過ごして頂こうとしたのです。もちろんこれは私達の通常の業務ではありません。私達は常に安全を最優先事項として、これからも臨む所存です。」
なお同社の公式サイトには「同社の理念は温もりのある親しみやすさ、各個人が持つ誇り、そして愛社精神から来る最高の顧客サービスを提供すること」と経営理念が掲げられている。
画像は『Verny Vern 2019年7月29日付 Twitter「I can’t get over how weird I find this.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)