グリーン・シップは、7月21日に投開票された第25回参議院議員選挙での、有権者の投票行動分析結果を発表した。調査は22日、スマートフォン使用者を対象に実施。男性1475人、女性500人から回答を得た。
「候補者や政党の政策や主張を何で見たか」という質問では、全体の傾向として、若い年代ほど「新聞」の割合が低く、「ウェブ」で情報を得た人の割合が増えていた。18・19歳が情報収集に使ったもので最も多かったのは「ウェブ」(23%)だが、次いで多かったのは「政見放送」と「テレビ」(いずれも20%)だった。政見放送を見ていた割合は、全世代の中で一番多かった。
「投票しても変わらないから選挙に行かなかった」60代の3割
投票しなかった割合は若いほど高く、18・19歳が46%、20代が43%、30代が26%、40代が23%だった。理由は、18・19歳では「忙しかったから」(31.3%)が一番多く、「投票したい政党や候補者がいないから」(25.0%)、「興味がなかったから」(12.5%)と続いた。
一方、「投票しても変わらないから」という理由で投票しなかった人は、年代が上がるにつれて増えた。18・19歳が6.3%、20代が11.7%だったのに対し、50代が20.8%、60代が33.3%だった。若い人と比べ、これまでの投票回数が多い有権者は、今までの投票経験から「自分が票を入れても変わらない」と感じている人が多いのかもしれない。