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チェン・カイ演じる狡猾な王の多彩な表情が 『SHADOW/影武者』場面写真

2019年07月31日 15:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『SHADOW/影武者』(c)2018 Perfect Village Entertainment HK Limited Le Vision Pictures(Beijing)Co.,LTD Shanghai Tencent Pictures Culture Media Company Limited ALL RIGHTS RESERVED 公

 チャン・イーモウ監督作『SHADOW/影武者』の場面写真が公開された。


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 本作は、チャン・イーモウ監督が『HERO』(2002年)、『LOVERS』(2004年) 以来、再び挑む歴史活劇。主要スタッフと再タッグを組み、『三国志』の荊州争奪戦をダイナミックにアレンジする。監督が「自分が本当に撮りたい物語と巡り合った」と語る本作は、第75回ヴェネチア国際映画祭にて絶賛され、 第55回金馬奨では4部門受賞、第13回ASIAN FILM AWARDSでは最多4部門を受賞した。


 主演は、『戦場のレクイエム』(2007年) や『人魚姫』(2016年)のダン・チャオ。 今回演じるのは、 頭脳明晰で武芸の達人でもある沛(ペイ)国の重臣・都督(トトク)と、その影武者の1人2役。筋骨隆々な影武者から20kg減量し病んだ都督役に挑む。


 歴史ドラマ『宮廷の諍い』 (2011年)や『月に咲く花の如く』(2017年)などで知られ、ダン・ チャオと私生活でも夫婦であるスン・リーが妻役を演じる。沛(ペイ)国の若き国王には、大ヒットTVシリーズ『The Ex-File』で中国では広く知られているチェン・カイが抜擢。最近では『グレートウォール』に出演し、国際的な知名度を得ている。


 チェン・カイは、軟弱で意気地なしに見せて、本当は狡猾な国王役を熱演。領土だった境州を20年前に強大な炎国に奪われたものの、境州の奪還を望まず現状維持したい若き国王を筆頭とする平和派と、故郷“境州”奪還を望む重臣の都督に従う開戦派に分かれて、国民はいつまた攻めてこられるかと脅える日々を送っていた。公開された場面写真では、都督が王の許しを得ず、炎国の楊蒼将軍に境州での対決を申し込んだことで、都督に対し怒り狂う表情を見せる王や、何かを企んでいるかのような二ヤリ顔を見せる国王の様子がうかがえる。(リアルサウンド編集部)