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メーガン妃の“編集者デビュー”を英版『VOGUE』編集長が絶賛 一方で批判の声も

2019年07月30日 14:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

メーガン妃が“編集者デビュー”を飾った英版『VOGUE』9月号(画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年7月29日付Instagram「We are proud to announce that Her Royal Highness, The Duchess of Sussex is the Guest Editor for the September issue of @BritishVogue.」』のスクリーンショット)
このほど英王室メーガン妃が、「変革の力」をテーマに世界を変える影響力を持つ15名の女性らとタッグを組み、英版『VOGUE』9月号で“編集者デビュー”を飾った。現地時間29日は同誌編集長エドワード・エニンフル氏(Edward Enninful)が『Good Morning America』に出演し、編集者としての妃の才能を絶賛した。

秋冬ファッションのトレンド特集に各誌が総力を注ぎ込む9月号は、業界では「年間を通して最も重要な号」と認識されているが、そんなファッション誌の大御所で103年の歴史を持つ英版『VOGUE』の9月号に、初の“ゲスト編集者”としてメーガン妃が名を連ねた。

メーガン妃の妊娠中からプロジェクトを始動し、7か月もかけて完成した英版『VOGUE』9月号。現地時間29日には同誌編集長エドワード・エニンフル氏が朝の情報番組『Good Morning America』に出演し、このたびのメーガン妃とのコラボについて語った。

男女の平等やメンタルヘルス、LGBTQコミュニティー、地球温暖化など世界の人々が関心を寄せる様々な分野で「変革の力」を発揮する15名の女性にスポットライトを当てた同号。エニンフル氏はメーガン妃が、今回のテーマや表紙撮影を担当するフォトグラファーの選定、テーマにふさわしい15名の女性の選出など、そのすべてのプロセスに密接に関わってくれたことを明かした。

エニンフル氏は同誌HPでも「『変革の象徴』として、英国で今最も影響力を持つメーガン妃に英版『VOGUE』の“ゲスト編集者”として携わっていただけたことは、この上ない光栄であり、喜び、そして嬉しいサプライズでした」と妃を絶賛している。またエニンフル氏は、メーガン妃が「自身の伝えたいことを英版『VOGUE』という雑誌のカラーを踏まえたうえで巧みに表現している」と編集者としての腕前にも太鼓判を捺し、自身のInstagramで同誌9月号の表紙をアップするとともに、

「大胆で頭脳明晰、そして人々にインスピレーションを与える女性、メーガン妃が私と一緒に編集に携わってくださいました」

と綴っていた。

しかしエニンフル氏がメーガン妃を絶賛する一方で、妃の“編集者デビュー”を疑問視する声も多く、毒舌司会者として知られるピアーズ・モーガンは、

「“ゲスト編集者”という機会を得たメーガン妃だが、自分自身の宣伝ではなく英王室や英国の発展を第一に考えるべき」

「これまでのロイヤルメンバーの中で一番政治的な活動をしている」

とバッシング。さらに王室評論家のイングリッド・シュワードさんも、

「メーガン妃は英王室ではなく、コンデナスト(Condé Nast Publications/『VOGUE』を発行する出版社)に多大な貢献をした」

と苦言を呈している。

また「世界を変える影響力を持つ15名」にエリザベス女王を含まなかったこと、医師や看護師、教師、弁護士といった職業に従事する女性が誰1人として選ばれなかったことを批判する声もあがっているようだ。

英国で来月2日に発売される『VOGUE』9月号、その売れ行きにも大きな注目が集まることだろう。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年7月29日付Instagram「We are proud to announce that Her Royal Highness, The Duchess of Sussex is the Guest Editor for the September issue of @BritishVogue.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)