激戦区のEセグメント・サルーン市場で主役の1台として人気を集める『BMW 5シリーズ』に、新世代クリーン・ディーゼルとインテリジェント4輪駆動システム"BMW xDrive(エックス・ドライブ)"を搭載した新グレード『BMW 523d xDrive M Spirit(ゴー・二―・サン・ディー・エックス・ドライブ・エム・スピリット)』が登場。セダン、ツーリングともに設定され、7月26日から発売が開始されている。
2017年に第7世代へと移行した現行『BMW 5シリーズ』は、流麗なルーフライン、ワイド感を強調したキドニーグリル等を採用し、優雅かつスポーティーなデザインをまとったエクステリアに加えて、最新の軽量素材を採用することで先代に比べて約80kgもの大幅な軽量化を達成したモデルともなっている。
その最新モデルに追加された今回の新グレードは、最高出力190PS/4000rpm、最大トルク400Nm/1750-2500rpmを発生するBMWの2リッター4気筒クリーン・ディーゼルに、インテリジェント4輪駆動システムBMW xDriveを組み合わせた。
このBMW xDriveは、走行中の路面状況や四輪全ての駆動状態を常に検知し、車両速度やステアリング操作に対して前後トルク配分を最適化するシステムとなり、高速域でのクルージングやコーナリング時でもつねに安定した走りを実現。それでいて、WLTCモード燃費15.6km/リッターという優れた省燃費性能も両立した。
そんなスポーティなダイナミクス性能を表現すべく、同モデルでは"M Spirit"というデザインラインを新たに採用。このトリムは2018年登場の特別仕様車で採用され、M Sportサスペンションや専用のステアリングを含むM Sportパッケージを装備するとともに、足元にも18インチのアロイ・ホイールを装着したスポーティな装いとなっている。
また、新世代のエグゼクティブモデルに望まれる先進安全運転機能(ADAS)やコネクティビティも網羅され、BMWの最新ADASとなるドライビング・アシスト・プラスを標準装備。
このパッケージには、アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)を始め、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニングなど多くの機能が含まれている。
また、2018年8月にラウンチされた新スマートフォン・アプリの"BMW Connected"を核としたBMWコネクテッド・ドライブも標準となり、車両情報やニュース、SNSなどへのアクセスが容易に行える高い利便性も備えている。
セダン、ツーリングともに右ハンドル仕様のみが設定され、価格は前車が750万円、後車が782万円となっている。
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