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中田敦彦&カジサックがYouTubeを語る 「空気悪かったなぁ」と緊迫の初コラボを振り返る場面も

2019年07月30日 10:01  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 オリエンタルラジオ・中田敦彦のYouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」が登録者数50万人を突破。これを記念して、先日100万人登録を突破したカジサック(キングコング・梶原雄太)とのコラボ動画が7月27日に公開された。


(参考:キンコン梶原、一触即発のオリラジ中田と生配信 “ローション相撲対決”で芸人らしい和解へ


 「特別授業」と題し、講師として登場したカジサック。ふたりはカジサックのチャンネルではコラボ済みだが、中田のチャンネルに身内以外のゲストが登場するのは今回が初とのこと。お互いにYouTubeでの共演を望んでおり、満を持しての企画となった。


 まず、中田は「カジサックヒストリー」として、100万回再生を突破した動画29本の一覧表をホワイトボードへ書き出し、なかでも1月14日に公開された中田とのコラボ回をピックアップ。「今だからこそ言える」と前置きした上で、カジサックは「空気悪かったなぁ~(笑)」と一言。当時、2人は中田のラジオでの発言に端を発して一触即発の状態にあり、現場はかなり緊迫していたとのことだった。


 一方で、中田はカジサックの撮影現場を見て、「YouTubeってここまで本気出してやるものなんだ」と感銘を受けたのだという。2本目のコラボ撮影の際にカジサックから言われた「向いてるぞ! 中田はYouTubeに」という言葉に触発され、YouTubeでの活動を本格化させることを決意した中田だが、それから3ヶ月間、足踏みをしていた。カジサックは「その3ヶ月間、(YouTubeについて)考えてたんでしょ?」と問いかけるも、中田は「ほぼ一回忘れてました(笑)」と一言。カジサックを「嘘やろ!?」と唖然とさせていた。


 続いて、カジサックのチャンネル登録者100万人突破の話題へ。「100万人を達成しなければ引退」というルールを掲げスタートしたYouTube活動。戦略の構想期間について問われたカジサックは、「約半年」と答えていた。中田は決断のスピードに驚きつつ、カジサックがお笑い芸人とYouTuberの境界線を取っ払ったところで、自分は後追いで始めたため、抵抗が全くかったのだと語る。探りを入れるように「それ変えたの誰やったっけ?」と改めてカジサックが尋ねると、中田は間髪入れずに「カジサックさん(笑)」と応じ、場は笑いに包まれた。


 さらに中田は「カジサックのココがすごかったBEST5」として、人気の秘訣を分析。「カジサックの撮影現場はテレビと近い」と感じたという中田がまず挙げたのが、YouTubeに見事に適応したチーム作りの妙だ。カジサックによれば、編集においてはYouTubeの特性である「ジェットカット」(トークの“間”も細かくカットし、情報伝達のスピード感を高めた、YouTuberジェットダイスケによる編集手法)を取り入れつつ、テレビっぽい要素として笑い声を入れることで「テレビバラエティー番組の復活」を目指していると語った。さらにカジサックチームに欠かせない重要な人物として、カメラマンのヤスタケが登場。「彼のおかげでここまでこれた」と自信を持って話すカジサックは、撮影の際、自身のボケに対してヤスタケの笑い方がいつもと違ったら撮り直す、というエピソードを吐露。ヤスタケのリアクションが、動画の質を判断するリトマス試験紙になっているようだ。


 続いて、カジサックの動画コメントに対する姿勢に衝撃を受けたと語る中田。カジサックはコメント欄のチェックを欠かさず、それを反省材料として動画制作に活かしている。当初批判も多く、何回も「ゴミクズ」と書かれたというカジサックに、中田は「それは俺も言われてないです(笑)。ひどいな!」と画面に向けて訴えかける一幕も。不適切なコメントは削除することもでき、中田は「ゴミクズって言われたら削除してしまう」としたが、カジサックは「厳しい批判コメントでも、心に刺さったらいいねを押す」と明かしていた。


 最後に中田が挙げたのが、動画でファン層を広げている父/夫としてのカジサックの姿だ。家族の出演について、カジサックは「当初は構想になかった」と語る。撮影はしたものの、需要がないのではないかとお蔵入りを検討していたところ、妻の「ヨメサック」の進言で公開してみることに。すると、この動画以降、高評価が低評価を上回ることとなり、潮目が変わるきっかけになったと、カジサックは振り返っていた。


(川崎龍也)