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F1第11戦ドイツGP 決勝トップ10ドライバーコメント(1)

2019年07月29日 20:51  AUTOSPORT web

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ドイツGPで6位に入賞したアレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1第11戦ドイツGP決勝で6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。

■ロキット・ウイリアムズ・レーシング
ロバート・クビサ 決勝=10位
 とにかくクレージーなレースで、路面がものすごく滑りやすかった。それでも何とかミスをせずに、クルマをフィニッシュまで運ぶことができた。それが何よりも大事なことだ。ウエットや絶えず変化するコンディションでのレースは、別に初めてのことではないけど、雨の中でF1マシンに乗るのは9年ぶりの経験だった。いろいろと思い出しながらのレースになったことは確かだね。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=9位
 クレージーなレースだった。僕らチームにとって、これほど苦労したレースは久しぶりだと思う。序盤はレースをコントロールしていると思っていたが、リスクを冒してスリックに代えて、その後、勝利が遠ざかっていった。ターン16でワイドになったら、コース外が氷のように滑って、ウォールに突っ込んでしまった。そのせいでウイングにダメージを負った。

 自分がミスをして、そのつけを払った。レースをリードしていたのに、11位でフィニッシュしたんだ。どうしてこんなことになったのか、今もよく分からない。ただただ苦痛で、レースが終わってくれてほっとした。

 自分のコンディションが100パーセントでない時に、いいパフォーマンスを発揮するのは難しい。次のレースまでに、しっかり体調を整えなければならない。今日のような日には、現実を直視して学ぶ必要がある。チームとして、ハンガリーに向けて、立て直しを図ることが重要だ。

 セブ(ベッテル)は最後尾から2位まで上がったんだね。いい結果を出せてよかった。ダニール(・クビアト)とトロロッソが表彰台に上ったこともうれしい。

■リッチ・エナジー・ハースF1チーム
ケビン・マグヌッセン 決勝=8位
 とんでもなくクレージーなレースだった。最初から最後まで面白かったし、エキサイティングだったよ。天候が絶えず変わっていく時に、タイヤを決めたりしなければならないのは、いつだって難しい判断になる。

 今日僕らがポイントを獲得できたのは、まだ路面の一部が濡れている段階でドライタイヤをうまく使ったからで、そこで直接のライバルに差をつけることができた。だけど、路面が乾いてからはペースが遅くて、順位を下げる一方だった。とりあえず、2台ともポイント圏内には入れたものの、終始ドライだったらこれと同じ結果は残せなかったと思う。

ロマン・グロージャン 決勝=7位
 ダブルポイントフィニッシュを達成できて本当にうれしい。ただ、見てのとおり、ちょっとクレージーなレースだったし、まだレースペースの問題を解決できたわけではないと思う。中団グループはみんな僕らより前にいて、後ろにいるのはウイリアムズだけなのだから。

 ともあれ、生き残ることが最優先という状況の中で、僕らはどうにか生き残った。とても難しい仕事だったけどね。トップチームの連中でさえ、次々とコースオフしていた。それほどトリッキーなコンディションだったんだ。2台揃ってポイントを獲れたのは喜ぶべきことだ。

 けれども、トロロッソの1台がポディウムに上がったのを見ると、自分たちにもチャンスはあったのにと思うよ。こうした経験のひとつひとつから学んで、能力を高めていくしかない。今日の僕らの問題は、インターでもスリックでもレースペースがあまり良くなかったということに尽きる。

■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
アレクサンダー・アルボン 決勝=6位
 いいレースだったよね! ウエットでのマシンの動きを確認する機会となり、スタートでは少し怖かったけれど、今日の自分のパフォーマンスには満足だ。こういうコンディションをF1で走ったのは初めてだった。

 ペースはとてもよかったし、運がいい展開もあり、いいタイミングで最初のピットストップを消化した。おかげで4番手に浮上した。「よしここからだ!」と思ったよ。

 でもダニー(クビアト)より1周後にピットインして、ウエットタイヤからドライに換えた時に、4台に抜かれてしまった。4番手を走っていたから、6番手でがっかりしたんだ。おかしいかもしれないけどね。

 チームは素晴らしい仕事をした。予選で苦しんだけれど、戦略がうまくいって挽回できた。