塚本晋也監督が『第76回ヴェネチア国際映画祭』コンペティション部門の審査員を務めることがわかった。
現地時間8月28日に開幕する『第76回ヴェネチア国際映画祭』。今年の審査員長はアルゼンチンのルクレシア・マルテル監督が務める。
塚本監督が同映画祭の審査員を務めるのは、1997年のメインコンペティション部門、2005年のオリゾンティ部門に次いで3度目。同映画祭での塚本監督の受賞歴は、『六月の蛇』がコントロコレンテ部門審査員特別大賞、『KOTOKO』がオリゾンティ部門オリゾンティ賞に選出されたほか、『鉄男 THE BULLET MAN』『野火』『斬、』の3作品がコンペティション部門に正式出品されている。
『鉄男』での劇場映画デビューから30周年を迎える塚本監督。2015年の初公開から毎年終戦記念日を中心に行なわれている『野火』のアンコール上映は今年で5年目となる。また今年に入ってからは、ドイツで開催された『第19回ニッポン・コネクション』でニッポン名誉賞、現在アメリカ・ニューヨークで開催中の日本映画祭『第13回JAPAN CUTS ~ジャパン・カッツ!』で第8回カット・アバブ賞などを受賞。