2019年F1ドイツGP決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは2位を獲得した。予選Q1でトラブルが発生し、走行できなかったベッテルは、最後尾20番グリッドからスタートした。パワーユニットのコントロールエレクトロニクスのシーズン3基目を導入、これにより10グリッド降格ペナルティを受けたが、ポジションに変わりはない。
ウエットタイヤでスタートし、インターミディエイト、ソフト、インターミディエイト、インターミディエイト、ソフトと交換。最後のスティントでどんどん順位を上げ、64周のレースの63周目に2番手まで来たが、トップには届かなかった。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=2番手
すごいレースだったね。苦労したし、運に左右される部分もあったけれど、楽しんだよ。でも本当に長かった。あまりに長く感じて、全部は覚えていないぐらいだ。
すごくきつい場面もあって、滑りやすいコンディションでインターミディエイトタイヤを装着して走っている時は大変だった。
スタートから数周の間に大きく順位を上げたんだ。その後は、なかなかリズムに乗れず、インターミディエイトではあまり快適に走れなかった。デグラデーションも本当に大きかったしね。グリップが低いのは路面が滑りやすいせいなのか、タイヤがだめになってきているせいなのか、判断しづらかった。
この手のレースでは、最後の最後まで、何も確信は持てない。最後のセーフティカーが出動した時に僕はまだ8番手ぐらいだった。乾き始めの路面の複雑なコンディションでスリックを履いている時には、快適に走れた。その時にたくさん順位を上げることができたんだ。今日はいくつも判断を下さなければならなかったが、しっかりコース上に残って最後まで走り切った。