2019年F1ドイツGP決勝で、レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーはリタイア(14位完走扱い)に終わった。
ガスリーは4番グリッドからスタート、ウエット、インターミディエイト、ソフト、インターミディエイト、ソフトと交換。終盤、トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンとのバトル中に前を走るアルボンに接触し、コースオフしてレースを終えた。
このインシデントはスチュワードの審議対象になったが、スチュワードは「ガスリーはターン6の後にアルボンをオーバーテイクしようとしてミスをした。これにより損害を受けたのはガスリーのみだったため、本件についてこれ以上の行動は起こさない」という裁定を下し、ペナルティは発生しなかった。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
ピエール・ガスリー 決勝=リタイア(14位完走扱い)
クレージーなレースで、いろいろなことが起こった。雨、クラッシュ、セーフティカー、ピットストップと目まぐるしく状況が変化し、運に左右される部分が大きく、その分、チャンスがあるのは分かっていた。だからこそ、それを最大限に生かすことができず、最後まで走れなかったことが残念だ。
残り数周の段階で、アレックスとバトルし、そのなかで接触があった。僕のフロントウイングが破損し、タイヤがパンクしたために、マシンを止めるしかなかった。言うべき言葉が見つからないが、こういうレースでポイントを稼げなかったことに悔しさを感じる。
スタートではホイールスピンがあって、発進が遅くなり、ターン1までに大幅に順位を落とした。本当に大変なレースだった。こういうコンディションだと、ピットにいつ入るのか、ステイアウトするのかといった判断がギャンブルになる。そういう意味で、多少の運が必要なんだ。でも今日は、ペースはよかったから、これからも努力し続けて、来週のハンガリーでまたチャレンジしよう。
今日はマックス(・フェルスタッペン)が勝って、大量にポイントを稼いだ。レッドブルとホンダにとって素晴らしいことだ。