2019年F1ドイツGP決勝で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは3位を獲得した。
クビアトは、ウエットタイヤからインターミディエイト、ソフト、インターミディエイト、ソフトと4回交換でレースを走り切った。
14番グリッドからスタートで17番手まで落ちてしまったクビアトだが、ソフトに交換する最後のピットストップを他のドライバーより早く行ったことで順位を大きく上げた。
クビアトにとってF1復帰後初、自身3回目の表彰台であり、トロロッソの表彰台は2008年イタリアGPでセバスチャン・ベッテルが優勝して以来のことだった。
クビアトは、レース後、パートナーのケリー・ピケさんとの間に前夜、長女が誕生したことを公表した。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ダニール・クビアト 決勝=3位
“セカンドキャリア”でまた表彰台に乗ることができたなんて信じられない。人生のなかでもう二度とないだろうと思っていた。だから言葉にできないほどうれしい。今は感情が高ぶっていて、現実として受け止めるには少し時間がかかりそうだ。
トロロッソにとって表彰台は、11年前(2008年)のモンツァでセバスチャンが勝った時以来だ。だからチームにとってすごいことだと思う。
本当に最高の一日になった。ハッピーだよ。チームの全員にお礼を言いたい。上位争いをするための準備はしっかりできていた。今年の僕は成長したと思う。前より冷静になったから、トップで戦う準備が前よりも整っていたと思う。今日はそれを自分自身に対しても、周囲の人たちに対しても、証明してみせた。こういう結果が当たり前になるといいね。
難しいレースで、人より早くピットインするという判断を下すのは簡単なことではなかった。でもチームと僕と、フィフティーフィフティーで決めた。僕らは勝つ時も一緒、負ける時も一緒だ。そうして今日は勝つことができた。
(レース後、formula1.comに対して語り)クレージーなレースだった。ブラックコメディの要素があるホラー映画のようだったよ。一時は「もう終わった」と思ったけれど、再びチャンスが訪れた。ローラーコースターのような展開だ。僕のキャリアに少し似ているね。
昨日の夜、娘が生まれたんだ。まだ名前もつけていない。この後、家に帰って、(家族と)一緒に決めるつもりだよ。