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フェルスタッペン今季2勝目「これほど難しいレースで勝てたことが嬉しい。レッドブル・ホンダ全員が完璧な仕事をした」

2019年07月29日 08:41  AUTOSPORT web

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2019年F1第11戦ドイツGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝
2019年F1ドイツGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは今季2勝目を挙げた。フェルスタッペンにとってF1キャリア7回目、チームにとっては61回目の勝利に当たる。

 日曜決勝は、予測できない天候と難しいコンディションで、全車多数のピットストップを行い、ミスを犯すドライバーもいて、順位が大きく変動し続ける展開になった。フェルスタッペンはウエットタイヤからインターミディエイト、ミディアム、インターミディエイト、インターミディエイト、ソフトと合計5回のタイヤ交換を行っている。

 2番グリッドを獲得したフェルスタッペンはスタートで出遅れたものの、30周目にトップに立ち、46周目の最後のピットストップを経て48周目に首位を取り戻し、トップでチェッカーフラッグを受けた。61周目にはファステストラップ(1分16秒645)も記録している。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=1位
 これほど難しいレースでトップに立つなんて最高の気分だよ。レッドブルがホンダとともに今年2回目の勝利を挙げた。すごいことだ。

 スタートで何が起きたのか、はっきりとは分からないけれど、グリッド右側のドライバーは皆、グリップが足りず、蹴り出しが悪かったようだ。そのなかでも僕のスタートは特にひどかった。でも、冷静さを保って、メルセデス勢にぴったりついていった。ダーティエアの影響で追い抜きが難しく、路面が乾いてくるにしたがってタイヤも厳しくなってきた。

 でもそれから先、僕らはすべて正しい判断をしたと思う。最初のスリックタイヤ(ミディアム)は硬くて、何度か態勢を崩し、360度スピンもしてしまったけれど、幸いレースを続けることができた。

 インターミディエイトに戻してトップに立ってからは、レースをコントロールし、マシンの本来のペースを発揮することができた。先頭を走っていると、あまりリスクを冒さずにすむし、すべてが楽になる。

 とても難しいコンディションだったから、何よりも生き残ることが重要だった。コンディションが変化し、簡単なレースではなかった。

 チームはすべて正しい判断をしてくれた。ライバルチームの動きを見張り、セクタータイムをチェックし、適切な情報を伝えてくれた。すべてをうまく進行し、全員がうまく連携を取って動いていた。僕にとって今まで一番難しいレースのひとつだと思うけど、そのレースで勝てたことがうれしい。

 ウエットで走ることは大好きだが、走りを楽しむためには優れたマシンが必要だ。それによって自分自身からも速さを引き出すことができるんだ。今日はそのふたつの条件が揃っていたと思う。大満足の結果だよ。

 僕がトップに立つと、オレンジ色のファンが立ち上がって喜んでくれた。見ていてうれしかったよ。

 チームの全員に感謝する。クレージーだけど、最高の日曜日だった。