トップへ

SixTONES 森本慎太郎、『監察医 朝顔』でジャニーズJr. “ドラマ班”へ? 知られざる演技力への期待

2019年07月29日 08:11  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 続々と7月クールのテレビドラマの放送がスタートしている。その中でも話題になっているのが、『監察医 朝顔』(フジテレビ系)で月9ドラマデビューを果たした、SixTONES・森本慎太郎だ。


参考:ジャニーズJr.黄金期の再来? SixTONES 松村、なにわ男子 道枝&長尾がドラマ界でも頭角を現す


 『監察医 朝顔』は、上野樹里演じる主人公の法医学者・万木朝顔と、刑事の父・万木平(時任三郎)の父娘を描いた物語。震災で行方不明になった母に向き合う父娘の日常と巻き起こる様々な事件、さらに豪華な俳優陣などに注目が集まり、視聴率も上々だ。そんな同作で森本が演じるのは、ジャニーズの先輩である風間俊介が演じる刑事・桑原真也の同僚・森本琢磨役だ。森本は桑原よりも年下だが、経験が多いため同期のような存在。そんな森本役にSixTONES・森本が抜擢されたのである。


 そもそも昨今、ジャニーズJr.たちのドラマ進出が激化してきている。今クールだけでも、『ポイズンドーター・ホーリーマザー』(WOWOW)第3話にHiHi Jets・髙橋優斗、『簡単なお仕事です。に応募してみた』(日本テレビ系)にSnow Man・岩本照、ラウール、渡辺翔太、目黒蓮、『恋の病と野郎組』(BS日テレ)にHiHi Jets・高橋、猪狩蒼弥、作間龍斗、美 少年・岩崎大昇、佐藤龍我、7 MEN 侍・中村嶺亜、少年忍者・織山尚大、Aぇ!group・正門良規など、多くの作品にジャニーズJr.たちが出演している。前クールでも『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)に、なにわ男子・道枝駿佑、長尾謙杜が出演するなど、着々と活躍の幅を広げている印象だ。


 もちろん、ジャニーズJr.を引っ張る存在になりつつあるSixTONESのメンバーも然り。例えば、メンバーの髙地優吾は嵐・二宮和也主演の『ブラックペアン』(TBS系)第3話に出演。二宮からも「ドラマに出るのは4年ぶりだと言っていたけれど、お芝居がいいからゲストに起用されたんだと思います。(引用元:https://www.tbs.co.jp/blackpean_tbs/news/)」と期待を寄せられていたほど。また、松村北斗も前クールのドラマ『パーフェクトワールド』(カンテレ・フジテレビ系)にレギュラー出演。主人公・樹(松坂桃李)の友人・渡辺晴人役を熱演し、出演直後から「演技が上手い」と絶賛されていた。さらにジェシーも『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)第2シリーズの1話に出演し、久々のドラマ出演を果たした。


 そして今回の森本だ。森本は小学生の頃からジャニーズJr.として活躍しており、テレビドラマ初出演は10歳の頃。その後、数は多くないものの『私立バカレア高校』(日本テレビ系)や『GTO』(フジテレビ系)などにも出演し、着実に演技力を磨いてきている。例えば、2018年10月期のドラマ『部活、好きじゃなきゃダメですか?』(日本テレビ系)では、熱血漢の副キャプテン・一色を好演。サッカーも上手く、アツい先輩だが、漫画の影響をすぐに受けるイタイ一面も持っているキャラクターだ。森本はそんな中二病な部分も、間やセリフの言い回しを使って絶妙に表現。“微妙にダサい男”を的確に演じていたと言えよう。


 そして、現在出演中の『監察医 朝顔』の森本役では、今どきの若者らしくアツくありつつも肩の力が抜けた爽やかなキャラクターを演じている。第2話では張り切って捜査に参加しようとするものの、空振りしてしまっているシーンが見られた。軽快な彼の演技が、緊迫感あるストーリーの清涼剤のようになっているのではないだろうか。ちなみに、森本琢磨という役はドラマのオリジナルキャラクター。まだ森本にフィーチャーするシーンはないが、この先、平や桑原をアシストするポジションとしてスポットが当たりそうな予感だ。


 『監察医 朝顔』の出演を機に森本はSixTONES、ひいてはジャニーズJr.のドラマ班としてポジションを築くことができるだろうか。物語の行方と共に、森本の演技にも注目してみてほしい。 (文=高橋梓)