2019年F1ドイツGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは今季2勝目を挙げ、ピエール・ガスリーはリタイア(14位完走扱い)に終わった。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは3位表彰台を獲得、アレクサンダー・アルボンは6位だった。
難コンディションの下、順位が目まぐるしく変わり、リタイアが相次いだレースで、フェルスタッペンは第9戦オーストリアに続く2019年2勝目を達成。クビアトは復帰後初、自身3回目の表彰台を獲得した。ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)搭載車4台のうち3台が入賞、ホンダにとってダブル表彰台は1992年以来のこと。トロロッソの表彰台は2008年イタリアGPでセバスチャン・ベッテルが優勝して以来のことだった。
■ホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治
フェルスタッペン選手が今季2勝目、クビアト選手が3位表彰台獲得と、すばらしいレース結果になりました。レースはウエットとドライが入り混じる難しいコンディションにより大荒れの展開となりました。そんな中、両ドライバーのすばらしいドライビング、非常に的確なチームのストラテジー、それに幾度にもわたったピット作業を迅速かつ確実に成し遂げたピットクルーの仕事により、見事ダブル表彰台を獲得することができました。両チームのすばらしい仕事に感謝しています。
前回のオーストリアでのアストンマーティン・レッドブル・レーシングの表彰台に続き、今回はレッドブル・トロロッソ・ホンダとも一緒にポディウムに上ることができました。トロロッソと昨年ゼロから一緒にプロジェクトをスタートしてきた歴史を思うと、ホンダにとっても本当にうれしい表彰台になりました。スクーデリア・トロロッソのメンバー全員に、心からおめでとうの言葉を送ります。
今日はこの特別な一日を、両チームと一緒に祝おうと思います。そして明日からはまた、来週末にやってくるハンガリーGPに向けた準備を進めます。