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F1第11戦ドイツGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

2019年07月28日 18:31  AUTOSPORT web

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2019年F1第11戦ドイツGP モータースポーツ活動125周年を記念してメルセデスF1チームが集合写真
F1第11戦ドイツGP予選でポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。

■アルファロメオ・レーシング
キミ・ライコネン 予選=5番手
 5番手はうれしいけれど、これは予選にすぎない。レースは明日なんだ。


 僕らが他のドライバーの不運によって順位を稼いだのは確かだが、肝心なところでしっかり走って、タイムを出したのも事実だ。今日のマシンはかなり調子が良かったし、Q3ではもう少し速く走ることもできたと思う。4番手にも届いたかもしれないが、これもレースだ。

 今日はコンディションが大きく変わったし、明日もまた変わるかもしれないから、昨日の状態からレースペースを読み解くことはとても難しい。雨が降るかどうか、天候がどうなるかをできるかぎり予測しなければならない。

 ビッグチームを相手にレースをするのは簡単ではないだろう。今日の結果はそれとして受け入れて、明日は全力を出し、どういった結果になるかを見ていくよ。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
ピエール・ガスリー 予選=4番手


 いい予選だった。まずまずのラップを走れたし、4番手には満足だ。
 昨夜メカニックたちは、マシンの修理のため長時間働いてくれた。そういう姿を見ていて本当に申し訳ない気持ちになった。だからセカンドロウを確保するという形で感謝の気持ちを示すことができてよかったと思う。

 昨日僕はプッシュしている時、限界を超えてしまった。そういうことは時にはあるものだけど、今日うまく挽回することができてうれしい。明日は雨の可能性もあるし、エキサイティングな決勝になりそうだね。

 僕自身に関してまだ改善しなければならない部分、もっとうまくやれるはずのことが残っている。でも物事がうまくいき始めているのはうれしい。

 これから明日のことに気持ちを集中させて、レースのなかで順位を上げていくことを目指す。天気がどうなるのか、全く予測できないが、僕の出身地フランス北部は雨が多いところだから、そういう天候には慣れている。

 マックス(・フェルスタッペン)のレースペースを見ると、明日のレースではいいパフォーマンスを発揮できるという自信を感じる。去年のレースのように、何が起こるかは分からないけどね。

 僕らのチームは懸命に努力し、大きな進歩を果たした。オーストリアでマックスが優勝したことが大きな後押しになっている。開発はとてもうまく進んでいる。まだトップから少し遅れているが、ギャップを縮めつつあるのは間違いないよ。


■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 予選=3番手


 楽な予選ではなかった。ターン2、ターン6、ターン8でのブレーキングゾーンで一貫性がなくて苦労した。ヘビーブレーキング時の感触が安定しなくて、いいラップをうまくまとめることができなかった。

 ベストの予選にはならなかったが、3番グリッドからスタートできるので、最悪とはいえない。

 フェラーリのトラブルは残念だった。でも彼らは明日の決勝で速さを発揮するはずだ。明日は雨の可能性もあるから、面白いレースになりそうだ。勝利の可能性をなくしたわけではないし、決勝で戦うのを楽しみにしている。


■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=2番手


 このサーキットでフロントロウを確保できたことは、僕らにとってもホンダにとっても素晴らしい結果だ。いい一日だった。昨夜の間にパフォーマンスを向上させることができた。
 今朝のFP3でマシンにはとても満足していて、予選Q1でもその状態は続いた。でもQ2でモード設定に関して小さな問題が発生した。ミディアムタイヤでQ2ベストタイムをマークできなかったことは残念だった。ピットに戻ってセッティングを修正したら、すべて問題なくなった。

 もちろん、フェラーリ2台に問題が発生したことを忘れてはならない。問題が起こらなければ、彼らはポールポジションをかけて戦ったことだろう。でも、いい結果を出すためには、重要な場面でしっかりそこにいなければならないんだ。僕らはすべての面で最大の仕事をし、その結果、フロントロウを確保した。

(ミディアムタイヤでスタートする)メルセデスとは異なるレース戦略で走ることになる。予定していたこととは違うけれど、スタートでソフト側のタイヤがどれだけの違いを生み出せるかを見てみよう。

 今日はトップに近づけた。僕らのマシンはレースで力を発揮するはずだし、チャンスは十分ある。日曜にどういう天気になるのかはまだ分からないが、全力を尽くして戦うよ。少し雨が降ってくれれば、レースが盛り上がるんじゃないかな。

(予選後のインタビューで語り)どういうわけかQ3に向けて、グリップを失っているように感じた。それでも2番手はうれしいけどね。フロントロウからなら何が起きてもおかしくない。

(Q3最後のアタックラップでは)本当ならもっとポールに近いタイムを出すことができたと思う。ポールを獲れたとは言わないけどね。少しワイドになってしまい、リヤのコントロールを失った。

(Q2での問題について聞かれ)あのランでは違うモードを試していたが、スタート/フィニッシュラインを越えてすぐ、パワーが低下して、そのラップがだめになったのが分かったので、断念した。ボックスに入ってチェックしてもらって、コースに復帰した。Q2の2回目のランでも、Q3のランでも、問題はなかったよ。


■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=1番手


 メルセデスにとって特別なレースだから、ポールポジションを獲得できて最高にうれしい。今回は、モータースポーツ125周年、メルセデスにとってF1での200回目の出走を祝う週末なんだ。ダイムラー社の新CEOオラ(・ケレニウス氏)も迎えており、今週末はなんとしてもいい結果を出したいと思っている。

 今日フェラーリに起きたこと(注:予選で2台にトラブルが発生)は不運だった。F1全体にとっても残念な出来事だったと思う。とてもエキサイティングな予選になりそうだったのに。

 フェラーリは週末を通して速かった。彼らが走っていたら、予選終盤は、どれぐらい接戦になっていただろうね。

 Q3最初のラップはとても満足できるものだった。ターン8で少しだけロスしたけどね。

 このサーキットではグリッドがとても重要だ。だからポールからスタートできてうれしい。決勝でこの位置を守りたいね。

(Sky Sportsに語り)今朝、とても気分が悪くて、一時は今日、明日と走り切ることができるかどうか分からなかった。僕は今までレースを休んだことがないし、休みたくない。だからできるだけ隙間の時間に休んで、よく寝るようにして、マシンに乗り込んだ。

 最悪のシナリオに備えて、セカンドドライバー(エステバン・オコン)を乗せる用意もしていた。