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全日本F3選手権第14戦SUGO:アーメドが嬉しい初ポール・トゥ・ウイン、フェネストラズがファステストラップ奪う

2019年07月28日 13:41  AUTOSPORT web

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表彰台に上がったアーメド、フェネストラズ、宮田
全日本F3選手権第14戦は7月28日、宮城県のスポーツランドSUGOで18周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしたエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)がポール・トゥ・ウインを飾った。2位にはファステストラップを記録したサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)が入り、B-Max Racing with motopark F3が1-2フィニッシュ。宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が3位となった。

 今大会の2レース目となる第14戦。公式予選のセカンドベストタイムでスターティンググリッドが決定するが、唯一1分12秒台のタイムを2回計測していたアーメドが自身初のポールポジションを獲得した。フロントロウには宮田がつけ、わずか1000分の1秒差でフェネストラズが3番グリッドに。小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)、片山義章(YTB by Carlin)、ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark F3)と並んだ。

 前日の第13戦ではスタートで失敗し表彰台圏内から下がってしまったアーメドだったが、「気持ちを切り替えて集中した」という今レースでは抜群のスタートダッシュを見せた。一方宮田は「シグナルが消えるまでに思ったより時間がかかっていて、操作をミスしてしまった」と失速。フェネストラズにかわされ3番手に後退した。フェネストラズはそのままアーメドにも並びかけたが、決定的なチャンスはなく2番手にとどまってオープニングラップを終えた。

 スタート直後はテール・トゥ・ノーズの距離にいたトップ争いだが、4周目からアーメドが1分14秒台のタイムを連発してフェネストラズを引き離しにかかる。フェネストラズも7周目には1分14秒457のファステストラップを記録したが、アーメドの安定したペースにはかなわず、じわじわとその差は広がっていった。

 3番手を走る宮田もなかなかペースが定まらず、フェネストラズとの差は2秒に広がる。中盤からは徐々にタイムを上げてきたものの、14周目にマスタークラスのDRAGON(TEAM DRAGON F3)がコースアウトし、イエローフラッグが振られていたことでベストタイムの記録はならなかった。

 アーメドは最後までプッシュし続け、トップでチェッカー。前戦富士大会の第11戦で初優勝は飾っていたが、レース後の他車のペナルティによる繰り上げ優勝だったため、今回初めて表彰台の中央に上がることに。フェネストラズは2位表彰台とファステストラップポイントで8ポイントを加算し、第14戦終了時点で112ポイント獲得。宮田は3位で5ポイントを獲得し80ポイントとなっている。

全日本F3選手権第14戦スポーツランドSUGO 決勝結果
Pos.No.MCDriverCar NameCarLapsGrid165エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3F312/スピース181211サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3F314/スピース183336宮田莉朋カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス182437小高一斗カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス18458片山義章YTB by CarlinF315/スピース185628ハリソン・ニューウェイB-Max Racing with motopark F3F312/スピース18672大湯都史樹TODA FIGHTEXF319/トダ18887エステバン・ムースYTB by CarlinF317/スピース189935河野駿佑RS FINE K&N F318F318/HWA1871012大津弘樹ThreeBond F318F318/スリーボンド東名18111151アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3F315/スピース1810R30MDRAGONTEAM DRAGON F3F314/スピース1312