2019鈴鹿8耐 スタートシーン 2018-2019 FIM世界耐久選手権最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第42回大会の決勝レースが7月28日、鈴鹿サーキットで幕を開けた。
7月26日に発生した台風6号は遠のき、鈴鹿サーキットには青空が広がった。朝のウォームアップ走行では路面がところどころ濡れた状態でスタート。セッションが進むにつれドライコンディションとなり、YAMAHA FACTORY RACING TEAMがこのセッションをトップで終えた。
決勝スタート前には鈴鹿8耐らしい強い日差しがサーキットに降り注ぐ。気温は32度、路面温度47度のドライコンディションで11時25分にウォームアップラップがスタートしていった。
ウォームアップラップ中、au・テルル SAG RTの長島哲太がS字コーナーでまさかの転倒。再スタートを切ってピットへと戻る。情報実況の情報によれば、スタート前にタイヤウォーマーのスイッチが入っていなかったことが原因だったという。
ウォームアップラップを終え、全車がグリッドに。MuSASHi RT HARC-PRO.Hondaは公式予選で受けたペナルティ消化のためペナルティエリアへと入って90秒たち水野涼がスタートしていった。
レースがスタートし、ホールショットはS-PULSE DREAM RACING・IAIのブラッドリー・レイ、2番手Kawasaki Racing Team Suzuka 8Hのレオン・ハスラム、3番手にF.C.C. TSR Honda Franceジョシュ・フックが続く。
YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行は4番手、Red Bull Hondaの高橋巧が5番手に下がる。
バックストレートに入ると3番手のF.C.C. TSR Honda Franceがトップを奪取、YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACINGが2番手に上がり、S-PULSE DREAM RACING・IAIは3番手に後退した。
2周目に入るとKawasaki Racing Team Suzuka 8HがS-PULSE DREAM RACING・IAIをかわして3番手浮上。3周に入るとS-PULSE DREAM RACING・IAIはYAMAHA FACTORY RACING TEAM、Red Bull Hondaにもかわされ5番手に浮上する。
4周目入るとYOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACINGが1コーナーでF.C.C. TSR Honda Franceをかわしてトップを奪取する。
Honda Endurance Racingが4周を終える直前の日立オートモティブシステムズシケインで転倒。低速での転倒だったため、マシンを起こしてすぐに再スタートを切った。
6周目に入るとYAMAHA FACTORY RACING TEAMがホームストレートでKawasaki Racing Team Suzuka 8Hをかわして3番手浮上。9周目にはRed Bull HondaがKawasaki Racing Team Suzuka 8Hをかわして4番手に浮上するが、Kawasaki Racing Team Suzuka 8Hはすぐに4番手を奪い返す。
10周目を終えた時点のトップはYOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACING。後方に約2秒の差をつけていた。しかし11周目に入るとペースダウン。12周目に入ると2番手F.C.C. TSR Honda Franceとの差が1秒以内に縮まった。
スタートしてから25分が立つとメビウスグリーン 八尾カワサキ中本翔が転倒。マシンを回収するためにセーフティカーが入る。約13分のセーフティカーランを終え、レースは再開していった。
レース再開後、YAMAHA FACTORY RACING TEAMがF.C.C. TSR Honda Franceをとらえて2番手浮上。トップのYOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACINGを追う。
19周目に入るとKawasaki Racing Team Suzuka 8HがホームストレートでF.C.C. TSR Honda Franceをかわして3番手浮上。日立オートモティブシケインでのブレーキングでYAMAHA FACTORY RACING TEAMをかわすが、ホームストレートでYAMAHA FACTORY RACING TEAMが抜き返し、2番手を守る。
20周を終え、トップグループはYOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACING、YAMAHA FACTORY RACING TEAM、Kawasaki Racing Team Suzuka 8H、F.C.C. TSR Honda France、Red Bull Hondaの5台。この並びでしばらくレースは進んでいく。
21周目に入ろうというところでau・テルル SAG RTの長島が日立オートモティブシステムズシケインで2度目の転倒。再スタートは切り、レースに復帰した。
現在EWCポンとランキングトップのTEAM SRC KAWASAKI Franceが23周を終えて1回目のピットインを行う。
24周目に入るとRed Bull HondaがスプーンカーブでF.C.C. TSR Honda Franceをかわして4番手浮上。26周目にはYAMAHA FACTORY RACING TEAMが1コーナーでYOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACINGからトップを奪い、1回目のピットストップ前にスパートをかけて1時間を経過した。
1時間を経過した時点での順位は以下の通り。
■2019鈴鹿8時間耐久ロードレース 決勝1時間後順位(編集部集計)
天候:晴れ 路面:ドライ
Pos.No.ClassTeamRider(BULE/YELLOW/RED)MotorcycleTireLap/Gap112EWC YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACINGS.ギュントーリ/加賀山就臣/渡辺一樹スズキGSX-R1000(2019)BS25Laps221EWC YAMAHA FACTORY RACING TEAM中須賀克行/A.ロウズ/M.ファン・デル・マークヤマハYZF-R1(2019)BS0.081310EWC Kawasaki Racing Team Suzuka 8HL.ハスラム/T.ラズガットリオグル/J.レイカワサキZX-10RR(2019)BS0.34041EWC※F.C.C. TSR Honda FranceJ.フック/F.フォレイ/M.ディ・メリオホンダCBR1000RR SP2(2018)BS0.533533EWC Red Bull Honda高橋巧/清成龍一/S.ブラドルホンダCBR1000RR SP2(2018)BS0.79467EWC※YART-YAMAHAB.パークス/M.フリッツ/N.カネパヤマハYZF-R1(2019)BS8.255744EWC Team ATJ with 日本郵便関口太郎/岩田悟/國峰啄磨ホンダCBR1000RR SP2(2017)BS18.852895EWC S-PULSE DREAM RACING・IAI-/T.ブライドウェル/B.レイスズキGSX-R1000(2019)BS19.078919EWC KYB MORIWAKI RACING髙橋裕紀/小山知良/T.ハーフォスホンダCBR1000RR SP2(2017)PI19.689102EWC※Suzuki Endurance Racing TeamV.フィリップ/E.マッソン/G.ブラックスズキGSX-R1000(2019)DL24.1201125EWC Honda Suzuka Racing Team亀井雄大/日浦大治朗/田所隼ホンダCBR1000RR SP2(2019)BS1’21.8881222EWC Honda Asia-Dream Racing with SHOWAZ.ザイディ/A.ファリド・イズディハール/名越哲平ホンダCBR1000RR SP2(2017)BS1’23.91013634EWC MuSASHi RT HARC-PRO.HondaX.フォレス/D.エガーター/水野涼ホンダCBR1000RR SP2(2017)BS1’25.6161472EWC Honda Dream RT 桜井ホンダ濱原颯道/伊藤真一/作本輝介ホンダCBR1000RR SP2(2017)BS1’32.14215111EWC※Honda Endurance RacingR.ド・プニエ/Y.エルナンデス/S.ギンバードホンダCBR1000RR SP2(2018)DL1’33.216164EWC※EVA・RT WEBIKE TATi TEAM TRICKSTARB.マクルス/K.デニス/J.アンジョルアカワサキZX-10R(2019)DL1’33.398173EWC KRP三陽工業&will raiseRS-ITOH柳川明/M.アチソン/岩戸亮介カワサキZX-10RR(2018)BS1’38.8071818EWC Team BABY FACE Titanium Power Racing津田一磨/藤田拓哉ヤマハYZF-R1(2019)BS1’39.7461926SST ARMY・GIRL Team TJC & MF Kawasaki奥田教介/伊藤和輝/芦名秀美カワサキZX-10RR(2018)BS1’47.17720806SST Zaif NCXX RACING & ZENKOUKAI長尾健吾/S.ヒルヤマハYZF-R1(2019)BS1’48.8642171EWC TK SUZUKI BLUE MAXG.ルブラン/A.シャー・カマルザマン/津田拓也スズキGSX-R1000(2018)DL1’58.8662296EWC TEAM FRONTIERA.テシェ/N.テロル/D.ウェブホンダCBR1000RR(2016)DL2’05.0962324SST Team WITH87 カワサキプラザ福岡東清末尚樹/西嶋修/苅田庄平カワサキZX-10RR(2019)BS2’06.2532488EWC CLUBNEXT & MOTOBUM中村豊/片平亮輔/大貫貴彦ホンダCBR1000RR SP2(2018)DL2’07.9442598SST チーム阪神ライディングスクール佐野勝人/松本隆征/東村伊佐三カワサキZX-10RR(2017)BS1Lap2669EWC 山科カワサキ&オートレース宇部withYIC京都・BR新庄雅浩/中村修一郎/松本正幸カワサキZX-10R(2019)DL1Lap2728EWC Team Kodama徳留和樹/中山耀介/児玉勇太ヤマハYZF-R1(2016)BS1Lap2865EWC※MOTOBOX KREMER & Favorite FactoryG.ドゥエ/J.フィーマン/G.オルティスヤマハYZF-R1(2015)PI1Lap2911EWC※TEAM SRC KAWASAKI FranceJ.ガルノニ/E.ニゴン/D.チェカカワサキZX-10RR(2019)PI1Lap3077EWC※WOJCIK RACING TEAMM.スコペック/G.レイ/C.バーグマンヤマハYZF-R1(2018)DL1Lap3161EWC Team de"LIGHT奥田貴哉/森繁生/片岡誉ドゥカティ・パニガーレR(2016)PI1Lap328EWC※TEAM BOLLIGER SWITZERLANDN.ウォルラベン/D.バカン/出口修カワサキZX-10R(2019)PI1Lap3314EWC※OMEGA MACO RACINGP.スコペック/J.エリソンヤマハYZF-R1(2019)DL1Lap346EWC※Team ERC-BMW Motorrad EnduranceK.フォレイ/J.ダ・コスタ/M.ギネスBMW・S1000RR(2018)PI1Lap3580SST TONE RT SYNCEDGE 4413星野知也/渥美心/石塚健BMW・S1000RR(2017)PI1Lap3652SST TERAMOTO@J-TRIP Racing寺本幸司/P.ヴァルカネラスBMW・S1000RR(2018)DL1Lap37502SST Zaif NCXX RACING 國松俊樹/吉田忠幸/長尾健史ヤマハYZF-R1(2017)BS1Lap3887EWC TEAM R2CL SUN CHLORELLA今野由寛/J.エリオット/A.モリススズキGSX-R1000(2019)DL1Lap395EWC チームスガイレーシングジャパン須貝義行/D.ベジーニアプリリアRSV4 RF(2018)BS1Lap4041SST 磐田レーシングファミリー西村一之/宮腰武/佐藤龍彦ヤマハYZF-R1(2019)DL1Lap41112EWC Honda EG Racing下田和也/栗林剛/本田恵一ホンダCBR1000RR(2017)DL1Lap4276EWC NIPPON SUMATRA BIO MASSE+D;REX豊田浩史/池田吉隆/柴田義将ヤマハYZF-R1(2019)BS1Lap4378EWC Honda ブルーヘルメットMSC熊本&朝霞髙橋勇輝/岡田寛正/大塚卓也ホンダCBR1000RR SP2(2017)DL1Lap4470EWC Honda向陽会ドリームレーシングチーム岡崎裕介/榊原真之介ホンダCBR1000RR(2017)BS1Lap4592SST H.L.O RACING SUZUKIN樋口耕太/犬木翼スズキGSX-R1000R(2017)BS1Lap4627EWC TransMapレーシング with ACE CAFE大石正彦/平野ルナスズキGSX-R1000(2016)BS1Lap47105EWC moto CUBIC+Motorrad Toyota NR大野英樹/小山葵/野田達也BMW・S1000RR(2015)BS1Lap4862EWC※GSM RACINGV.レオノフ/B.エストメント/高田速人スズキGSX-R1000(2018)TBA1Lap4935EWC プラスワンMCRT今津比呂志/西中綱/田島聖貢カワサキZX-10R(2016)DL1Lap5042EWC 信州活性プロジェクト!Team長野櫻山茂昇/二階堂慎二/大北裕夢ホンダCBR1000RR(2014)BS1Lap5131EWC 浜松チームタイタン武田数馬/上林隆洸スズキGSX-R1000(2017)DL2Laps5245SST E・P・S Racing ガレージL8 & TT45相馬利胤/鈴木明/内山寛ヤマハYZF-R1(2019)DL2Laps5340SST K’S WORKS RACING YSS安達勝紀/山内芳則/中井恒和ヤマハYZF-R1(2016)BS2Laps5459EWC HKC&IMT Racing 久野巧業齋藤達郎/久野光博/渡部一夫ヤマハYZF-R1(2016)DL2Laps5591EWC TIO Verity仲村優佑/宮島伸也/辻敏彦BMW・S1000RR(2017)BS2Laps5699SST RCKOSHIEN YAMAHA ASIAN ENDURANCE中冨伸一/R.ウィライロー/A.ウォンタナノンヤマハYZF-R1(2019)DL4Laps5755EWC Honda浜友会浜松エスカルゴ中島元気/長谷川修大ホンダCBR1000RR SP2(2017)DL5Laps58333EWC※VRD IGOL PIERRET EXPERIENCESF.アルト/F.マリノ/X.シメオンヤマハYZF-R1(2019)DL8Laps599SST MotoMap S.W.A.T.J.ウォータース/D.リンフット/青木宣篤スズキGSX-R1000(2017)PI8Laps60090EWC au・テルル SAG RT秋吉耕佑/長島哲太/羽田太河ホンダCBR1000RR SP2(2018)BS14Laps6117SST メビウスグリーン 八尾カワサキ中本翔/中本郡/大久保光カワサキZX-10RR(2018)PI15Laps6234EWC Honda緑陽会熊本レーシング北折淳/吉田光弘/小島一浩ホンダCBR1000RR(2018)DL15Laps6329EWC DOG HOUSE岩谷圭太/左村英祐スズキGSX-R1000(2012)DL16Laps6451EWC icuRT モトキッズ 中日本自動車短大 三陽小谷咲斗/吉道竜也/吉田和憲ヤマハYZF-R1(2016)BS19Laps
※=EWC年間エントリーチーム
EWC=フォーミュラEWCクラス
SST=スーパーストッククラス
BS=ブリヂストン
DL=ダンロップ
PI=ピレリ