FIM世界耐久選手権(EWC)の最終戦、鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦するMuSASHi RT HARC-PRO.Hondaは、公式予選で4番手を獲得したが、タイヤステッカー貼り間違えによりスタート時に90秒のピットストップペナルティを受けることになった。
MuSASHi RT HARC-PRO.Hondaのペナルティ内容はタイヤ規定よるもの。EWCではタイヤコントロールが行われており、使用するタイヤにはステッカーが使用する本数分、発行される。
予選では6枚のタイヤステッカーが発行され、使用するタイヤのサイドウォールへの張り付けが義務付けられている。しかし、MuSASHi RT HARC-PRO.Hondaはタイヤステッカーをタイヤのサイドウォールではなく、ホールに貼ってしまっためペナルティを受けることになった。
「我々としては恥ずかしいことです。タイヤのコントロールをしているので、タイヤにステッカーを貼るのは当たり前なのですが、間違えてホールにステッカー貼って予選を走り始めてしました」と本田重樹総監督はコメントする。
「このペナルティはレースディレクションの判断で課せられました。ミスは認めているので、このペナルティについては従います」
このペナルティにより、MuSASHi RT HARC-PRO.Hondaは決勝のグリッドについた後、マシンをピット入口付近にあるペナルティエリアに移動させ待機。全車スタートして90秒後に走り始める。