2019年F1ドイツGPの金曜、ピエール・ガスリーがFP2でクラッシュしたことについて、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーが、残念な出来事であると語った。
FP2でガスリーはロングラン中、最終コーナーでコースアウト、グラベルを越えてバリアにクラッシュした。マシンは大きなダメージを受けたが、パワーユニット(PU/エンジン)もギヤボックスも金曜用のものを使用しており、最初から土曜に向けて交換する予定だったため、クラッシュによるペナルティは発生しない見込みだ。しかし、メカニックたちはマシンを修復するため、大量の作業をこなす必要がある。
「10Gの衝撃だったため、マシンは大きなダメージを負った」とホーナーが語ったとformula1.comが伝えた。
「レースエンジンでなかったのはよかったが、セッションのあの段階でマシンを1台失うのは非常に残念だ」
「(ガスリーは)シルバーストンではいい結果を出した。その次の週末の出だしとして望ましくない一日となってしまった。まだフリープラクティスなので、今夜マシンを組み直し、明日に向けて準備する。苛立たしいアクシデントだが、起きたことは仕方がない。アクシデントを取り消すことはできないので、なんとか対処するしかない」
レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコは、「単純にドライビング上のミスだ」とSpeedweekに対してコメントした。
「マシンには何の問題もない。ピエールがコントロールを失ったのだ。このアクシデントで彼が自信を失わなければいいのだが」
「だが今一番重要なのは、マシンを修復することだ。スキルに問題はないが、スペアパーツを確保しなければならない」