韓国のトレンドはカフェやコスメだけにとどまらず、本屋さんでも“韓国発の本”の特集棚が組まれているところも増えてきました。
ということで今週末におすすめするのは、いま読みたい韓国の本を5冊、ご紹介します♡
韓国で100万部突破「82年生まれ、キム・ジヨン」いま最も読みたい韓国の本と言えば、チョ・ナムジュ著の「82年生まれ、キム・ジヨン」は欠かせないでしょう。
口コミが話題になり日本でも13万部を突破した、大ヒット中の1冊です。
人生の中で降りかかる理不尽も、数え切れない悲しみも、自分だけではなかった。大多数の女性に共感と勇気を与えてくれるはず!
『82年生まれ、キム・ジヨン』
著:チョ・ナムジュ 訳:斎藤 真理子 価格:1,620円 Amazon:https://amzn.to/2YspfBi
読中の衝撃がすごい「野蛮なアリスさん」思い出すだけでも身が縮まるような暴力を前にして、人はたったひとりでどう立ち向かえるのでしょうか?
「野蛮なアリスさん」は、怒りと対峙する少年・アリシアの戦いを、韓国で数々の賞を総なめにする韓国最前線の女性作家、ファン・ジョンウンが書いた1冊です。
「私はアリシア、女装ホームレスとして、四つ角に立っている」
この一文から始まる物語の道中で、何度も衝撃が襲ってくる、スリルな内容になっています。
『野蛮なアリスさん』
著:ファン・ジョンウン 訳:斎藤 真理子 価格:1,728円 Amazon:https://amzn.to/2K8xjhm
韓国文学ショートショートから「風船を買った」厚めの本は苦手という人は、韓国文学ショートショートショートのシリーズから「風船を買った」がおすすめです♩
日本語と韓国語、2言語で読める1冊なので、韓国語の勉強をしている人にもいいかもしれません。
深く入り込みながらも、ショートショートなのでさらっと読むことができますよ!
『風船を買った』
著:チョ・ギョナン 訳:呉永雅 価格:1,296円 Amazon:https://amzn.to/2K44IK3
殺人者の記憶法キム・ヨンハ著の「殺人者の記憶法」は、2017年に映画化もされている韓国ミステリー。あらすじはこうだ。
田舎で獣医として働く主人公の裏の顔は、かつて冷徹な殺人犯だった。が、現在の彼には認知症の症状が現れてはじめている。
そんな時に出会った男が連続殺人犯だと直感し、愛娘が狙われている。そうして記憶が混濁する中で人生最後の殺人が企てられる--。
あらすじを読んだだけでもはらはらとし、結末が気になってきませんか?
読んでいるとこちらの記憶までも正しいのか、間違っているのかが混乱してくる、韓国長編ミステリーの傑作なんです♩
『殺人者の記憶法』
著:キム・ヨンハ 訳:吉川凪 価格:2,376円 Amazon:https://amzn.to/2JTxhLz
“白”の新しい一面を知る「すべての、白いものたちの」長文ではなくもっと短い掌編小説がお好みなら、ハン・ガンの「すべての、白いものたちの」がおすすめです。
途切れ途切れに始まり、終わる物語たち。
普段目にしている“白”に、使っている“白”に、日本人がとらえきれていない別の意味や使い方がされていることで、自分の感性がちょっと豊かになるような、そんな気がします。
静かな場所でゆっくり噛みしめるように読むのがおすすめの1冊です♩
『すべての、白いものたちの』
著:ハン・ガン 訳:斎藤真理子 価格:2,160円 Amazon:https://amzn.to/311cBXN
気になる韓国本は見つかりましたか?話題になっている韓国本から、短くて読みやすい韓国本、続きが気になって最後まで一気に読めてしまう韓国本までを紹介しました。
読みたくなる1冊は見つかりましたか?
この1冊が、色々な韓国本を読むきっかけになったらいいですね♩